皆様、初めまして。写真家の小嶋真理と申します。去年の末に長いOL生活に終止符を打ち、現在、台湾と日本を行ったり来たりしつつ、フリーターというか、何でも屋のような生活を送っております。このシリーズでは、台湾のカルチャーシーンを熱く盛り上げている、クールで才能豊かな友人達を紹介していこうと思います。

 

シリーズ最初に紹介するのは、レコードレーベルでVJとしてバリバリ働きながら、2015年のFuji Rock Festivalにも出演した台北ベースのシューゲイザーバンド「MANIC SHEEP」のベーシストであるジョイ。

ジョイちゃんとは共通の知り合いを通じて出会い、それから毎週2回以上は一緒に遊ぶ中の良いお友達となりました。そして、土曜の朝に、多才なジョイ宅にお邪魔してブランチ(と言っても近所の露店で買って来た大根餅と豆乳)を食べながらインタビューを行う流れとなりました。

 

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ルームメイトでもある若きデザイナー、アリー(次回、アリーについて紹介いたします!)の作った洋服に身を包み、洗いざらしのヘアスタイルでサクサクと仕事をする姿がとても似合う、いつも自然体で真っ直ぐなジョイちゃんです。

 

ジョイとアリーのマンションは、天井も高く広々としていて、シンプルに配置された大きめの家具が洗練された雰囲気を醸し出しております。2人はいつも姉妹のように寄り添い合い本当に仲良しで、絵に書いたようなベストルームメイト同士。この2人を基に、お洒落で等身大!なリアリティー番組が作れそう…。ところで、台北の2〜3部屋付きのマンションは、大体作りが大きくなっておりルームシェアに最適なのです。

 

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– 早速ですが、ジョイちゃんのお仕事について教えてくれる?

 

今は、台北ベースのKao.inc(顔社)っていうヒップホップ専門の音楽レーベルでVJとして働いていて、SoftlipaとDr.Paperっていう2人のアーティストの掛け持ちをしてる。今の仕事は、才能ある人達と一緒に働けるから大好き。音楽とビジュアルをうまく繫ぎ合わせて、それをライブで体感できるのは本当に楽しいの。

 

– VJ(ビデオジョッキー)になったキッカケは?

 

インダストリアルデザインを学んでいた大学時代に、Manic Sheepのためにデザインと映像を作り始めたの。それがキッカケで、パートタイムでVJを始めることになって、そうしたらプロのVJの知り合いが色々テクニカルな事を教えてくれるようになって、今に至る感じかな。

 

– 色々とご縁があったんだねぇ。ところで、ジョイのバンド、Manic Sheepでは何を演奏してるの?

 

ベース。大学時代は、Manic Sheepのためにただデザインをしていただけだったけど、急遽バンドに入ってベースを弾かなきゃいけなくなっちゃって。実は、楽器なんて全然弾けなかったけど去年からベースを始めたの。あ、でも小さい頃はバイオリンを習ってた。

 

– ベースを初めて1年も経たないうちにフジロックに出てたよね、すごすぎる…。音楽、好きなんだね。

 

そう、音楽は大好き。バイオリンを習ってた頃は、小学校のオーケストラに参加して演奏してた。その頃はクラシックが大好きで、モーツァルトが一番のお気に入りだった。聴くと、ホッとするから。笑

中学時代には、よく一緒に遊んでいたウィリーっていう友達のお兄ちゃんが張懸っていうバンドのベーシストをしていてすごく格好良かったから影響されちゃって、台湾のインディーロックとかUKのロックとか、色々音楽をディグり始めて友達とCD交換したりするようになったの。その頃はInterpol、Bloc Party、あと台湾のバンドだと1976っていうバンドが好きだった。

 

– あ〜分かる、思春期時代の友達のカルチャーの寄りのお兄ちゃんとかお姉ちゃんって、すんごくカッコ良い存在なんだよねぇ〜。ところでジョイはバイオリニストだった小さい頃、どんな子だったの?

 

すごく真面目で、小学校の頃、勉強はいつも学年で一番か二番だった。私のお母さんは厳しいし教育熱心すぎる人だったから、英語しか使っちゃいけない学費もすご〜く高い小学校に通わさせられて、学校が終わったら塾にも通わなきゃいけなかった。でも中学校に入ると、塾もサボるようになってバスケットコートに行ってバスケしたり、夜市に行ってバスケの点入れゲームをしたり好きなものを食べまくったりしてた。笑 だから今、こんなに背が伸びたんだと思う。笑

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(ちなみにジョイちゃん、モデルさんのような容姿で身長172cm!)

 

– ほんと、大きくなりましたねぇ〜!それにしても、ジョイが海外で暮らしたことがないのに英語を喋れる理由、初めて知ったよ。ところで、ジョイは常に創作活動をしているけど、インスピレーションは何から得ているのかな?

 

映画とvimeo。笑 特に、Sci-Fi映画からかな。

 

– 流石ジョイ、ネット大好きを公言しているだけある!笑 では、ズバリ、あなたにとってのミューズは?

 

Manic Sheepのボーカルのクリス。彼女、すごく強くて自分の意見を常にしっかり持ってるから。突っ込みどころがないくらい完璧なの。

 

– 台北は好き?

 

実はずっと嫌いだった!でも、ルームメイトのアリーが東京から台北に引っ越して来てからは、すごく好きになった。アリーの目を通して、フレッシュな感覚で台北を楽しめるようになったからかな。

 

– 台北でお気に入りの場所は?

 

永和豆漿大王! 清漿(いわゆる豆乳)、蛋夾蘿蔔糕(大根餅を卵にくるんだもの)、あと、焼餅油條夾蛋 ( 揚げパン入り薄焼き餅 )が本当に美味しいの!

 

– それでは最後に、台北の音楽シーンを代表してオススメする台北発のミュージシャンは?

 

SoftlipaとManic Sheep!笑 きっと来年、Manic Sheepのツアーで日本に行くと思うから、今からすでに楽しみにしてるの!

 

ジョイがインタビュー中、High WaterのBad Touchを流していてそれがメロウで良かったです。PVを観ると目が回ってしまうけれど…。これを聴きながら窓から見える超高層ビル、台北101と近所の若干古ぼけつつある町並みを眺めるのがまたオツでした。

 

 

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何にも臆する事なくサラリとこなしてしまう才女であるジョイに、大切なもの3つピックアップして見せてと頼んだら、PC、ハードドライブ、インターネットでした。大切なものネットだからさ、モデムの写真撮って!と言われたので、ちゃんと写真に収めました。笑

あと、弟からもらった魔人ブーのぬいぐるみもお気に入りの模様。

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11月19日には、台北にあるThe Wall LivehouseにてManic Sheepと東京発のバンド、シャムキャッツが共演するのでとても楽しみです。

 

また、下記のリンクからManic Sheepの新曲を試聴できます。

manicsheep.bandcamp.com

 

今回はジョイを取り巻く音楽情報を紹介させていただきました。次回は台北リアルファッションシーンについて新進気鋭デザイナー、アリーを交えながら紹介しようと思います。お楽しみに。

 

 

 

 

小嶋真理 Mari Kojima

写真家・フリーの翻訳家、ライター。
website: marikojima.com
instagram: @rottendotmari

最近、趣味でウェブマガジンも始めました。
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