自分をエレガントに見せる作法と所作で、真の魅力的な淑女になりましょう。 レディのためのテーブルマナー Part4

「テーブルマナーがレディを作る」。お洒落が好きで、美味しいものも大好き、そんなGINZA読者が身につけるべき 基本のテーブルマナーとは? 自分をエレガントに見せる作法と所作で、真の魅力的な淑女になりましょう。


LECTURE 01.

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食べ終わった皿を、パンで拭くべからず

「最後にパンで皿を拭いて、ソースまで残らず食べる」というのは、もとはフランスのグルメ評論家がやり始めたことのようです。その人がやったものだから、かっこよくてトレンドになったのですが、本来のマナーで言ったらNG。カジュアルな店では良いのですが、最後にパンでソースを拭わなくてもいいように、バランスよく食べ進めるようにしましょう。(小倉さん)

 

LECTURE 02.

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カトラリーを天に向ける女たちに明日はない

話をしながら、箸やスプーン、ナイフとフォークなどのカトラリーを持って振り回すのはご法度。箸の汚れた部分を天に向けるのは、「振り上げ箸」と言って、やってはいけないルールです。振り回すとカトラリーについていた食べ物がハネたりして人にも迷惑。マナーに大切なのは、自分がどう見えるかだけではなく、人を不快にしないようにする視点です。(小倉さん)

 

LECTURE 03.

レストランで写真をパシャリは、女の無作法?

最近は若い女性だけでなく、年配の女性も皆、料理の写真をお撮りになります。お店の人に一言声をかけてから撮るのが良いでしょう。ただ、熱い料理は熱いうちに、冷たい料理は冷たいうちにいただいてほしいので、写真もほどほどに。シャッター音を響かせ続けるのはやめましょう。SNSが食事の最終目的ではなく、その場を楽しんでいただきたいですね。(湯木さん)

 

LECTURE 04.

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シュークリームの優雅な食べ方を教えてください

喫茶店のメニューに多いシュークリームは、固めのシュー生地を真ん中で割ったなかにホイップクリームが挟んであるタイプ。これをフォークだけで食べる場合、最初にこぼれ落ちそうなクリームをフォークですくって少し食べます。そして上の生地から下の生地までいっきに切る。そうするとクリームがはみ出ないので綺麗に食べられます。厚みがあって下まで切れない場合でも、上の生地だけ全部、先に食べるのは美しくありません。(小倉さん)

 

LECTURE 05.

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お礼のタイミングは、お気に召すまま

食べ終わったあとは「ありがとう」「ごちそうさま。美味しかったです」の一言をお店の人にきちんと伝えたほうがスマートで素敵です。そのタイミングはいつでも問題ありません。お皿を下げていただくときでもいいし、会計や、帰りぎわの玄関でなど、あなたの自由なタイミングで。過剰ではなくさりげなく言っていただくと、その人の品性を感じます。(岡副さん)


レディの作法を教えてくれた方々

小倉朋子さん

食の総合コンサルタントとして幅広く活躍中。著書に『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)ほか。

湯木博子さん

日本料理の発展と、伝統を踏まえながらモダンな趣向を追求してきた「東京𠮷兆」の女将。

岡副徳子さん

大正より続く銀座七丁目の老舗料亭「金田中」の女将。お茶、香道などを嗜む。

Illustration: Satoshi Hashimoto
Text: Chizuru Oba
Cooperation: Yuko Tanabe (Ginza Hyakuten)