HYKEデザイナー/大出由紀子が考える『オリーブ』精神「スタイリストに憧れていた私のファッションの教科書。」

休刊後も熱く語られる機会の多い『オリーブ』。何に惹きつけられたのでしょう?みんなが好きだった『オリーブ』って?時代とともに変化した雑誌のスピリットを懐かしいページとともに振り返ってみましょう。


スタイリストに憧れていた
私のファッションの教科書。

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大出由紀子
HYKEデザイナー

私が『オリーブ』を読んでいたのは、高校生だった85年から94年頃ですね。その頃は、吉場幸江さん、近田まりこさん、木俣歩さん、大森伃佑子さん、岡尾美代子さんのようなスタイリストになることが夢で、私にとってまさにファッションの教科書的存在でした。特に好きだったのは、定期的に特集されていた「男の子の服を着る」や「安い服」という特集。DCブランド全盛期、ガーリーな世界観の中でも独自の切り口で『オリーブ』が提案する、古着を中心としたメンズライクなミックススタイリングが大好きでした。スタイリングだけでなく、ヘアやメイクも一生懸命真似したり(笑)、古着屋のショップ特集なども切り抜きして集めたりしたものです。私が今、主に古着やメンズウェアからインスピレーションを得て服をデザインしているのは、多感な10代の頃に目にした『オリーブ』の影響が根底にあると思います。

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87年5月18日号。スタイリングに衝撃を受け、アメリカ系古着にハマったそう。

 

大出由紀子 YUKIKO ODE

1969年群馬県生まれ。97年、パートナー吉原秀明とともに古着屋をオープン。98年〈グリーン〉を発表。2009年春に休止し、13年秋〈ハイク〉として再開。

Photo: Jun Kato Text&Edit: Tomoko Ogawa

 

GINZA2015年4月号別冊付録「おとなのオリーブ」掲載