「イメージのアップデート」- 〈エトロ〉のシルクスカーフ – 今月のG´s STORY

「不死鳥のように蘇る」って言い回しよく使うじゃないですか。スポーツ選手でいうと、カラダ壊してボロボロになったところからカムバックしたり、一度火の中に落ちていった鳥が、一瞬の静寂のあとガバーと火の中から元気よく飛び立ってくるような。

なんなら、まえより若々しくなって勢いよく戻ってくるイメージだったりして。私もそんなふうに思っていたんですよ。

ですけど、何かの機会に不死鳥について調べる機会がありまして、そしたらだいぶ印象変わってしまいました。どうやら不死鳥はもともとは、火の中で死んだら、そこからこう虫みたいなやつがわさわさ出てきて、それがだんだん羽をはやし、鳥のようになっていくんだとか。

なんか……思てたんとちがう!じゃないですか?

まあ、しかし、幻獣である不死鳥ですから、時代時代によって「不死鳥かくあるべし」というのが、その時代の正しい姿なのかもしれません。

不死鳥の原型にはなかった美しい尾の姿も、これぞ不死鳥という姿です。

と、そんなとりとめもないことを、ETROから登場した細めのスカーフから連想しました。ネクタイのように細いから、首にちょいと巻いても様になります。だけどここは攻めの姿勢で、束ねたり、手首に巻きつけちゃったりするのはどうでしょう。スカーフの使い方を、現代的に更新しましょう。


首元にひと巻きしてみたり、だらんとラフに下げてみたり、またタイのようにキュッと締めるもよし。スリムな棒状のスタイルが特徴のシルクスカーフは、使い方も無限大。お得意のペイズリーや人のモチーフ、フローラル柄など美しい両面プリントに。12月発売予定。各¥18,000(エトロ | エトロ ジャパン 03-3406-2655)

Photo: Hiromichi Uchida Illustration: Yurikov Kawahiro Text: Gabin Ito Edit: Yu-ka Matsumoto

2017年12月号掲載