日差しがあふれる春が来た。外はポカポカ気持ちいいけど、 シミができそう……なんて悩むなら、紫外線を知って正しい対策を。せっかくの光の季節、明るい肌で、太陽と仲良く過ごしたい。
紫外線ピーク第1波は今月!UVを防ぐ高機能な下地:UVケアとブライトニングvol.1
勝負は春から始まっている!
UVのピークは春にもやってくるって知ってた?「4月から一気に強くなり、A波は5月が最強に。だから、春からはとくに丁寧なUVケアが必要なんです」と注意を喚起する高瀬先生。「肌にダメージを与えるのは、おもにUVのA波とB波。これを肌が吸収すると、内部で炎症が起き、遺伝子を守るためにメラニンが生成され、排出されずに1点にたまるとシミに。肌の奥まで届くA波はコラーゲンなどを破壊し、シワやたるみの原因に。遺伝子が壊れてしまうと皮膚癌のリスクまで!」
肌が喜ぶケア処方
UVダメージによる肌のハリ低下なども防ぐ抗酸化成分を配合。さらっとのびて軽やか。パーフェクショニスト プロ マルチ-ディフェンス UVフルイド SPF45/PA++++ 30ml ¥5,500(エスティ ローダー)
ピタッと密着し、環境ストレスをブロック。植物成分によるケア効果も。エレメンタリー フェイシャルプロテクション SPF45/PA++++ 80g ¥12,000*3/20発売(ITRIM)
大気汚染に加え、乾燥やタバコの煙などでも発生する肌への悪影響も抑制。みずみずしいジェルタイプ。UVエサンシエル コンプリート SPF50/PA++++ 30ml ¥6,000(シャネル)
現代生活と切り離せない環境ストレスに着目。肌にダメージを与える汚染物質の付着を防ぎつつ、保湿や抗酸化効果のある成分を配合し、内側からのエイジングケアも叶える高機能タイプ。軽くストレスのない心地いい使用感も魅力。
トーンアップ効果
ローズカラーで光のオーラをまとったような肌に。汚れた空気、酸化、ブルーライトからも防御するハイスペックUVケア。UV エクスペール トーンアップ ローズ SPF50+/PA++++ 30ml ¥5,800(ランコム)
血色と透明感と、ハッとするほどみずみずしいツヤが。くすみや色ムラも自然にカバー。ウォータリープロテクター 30 SPF30/PA+++ 30g ¥4,500*4/5発売(SUQQU)
グリーンの光で赤みを抑え、澄んだ明るさを。汗や水、こすれなどの摩擦にも強い。アリィー エクストラUVハイライトジェル SPF50+/PA++++ 60g ¥2,100*編集部調べ(カネボウ化粧品)
ローズやコーラル、グリーンなど、色と光の効果で、肌の透明感を高め、一段明るく見せるUVケアは今季の注目株。くすみを払拭し、補正するコントロールカラーのような機能も備えているから、メイク下地としても活躍しそう。
落ちない安心感
プラスとマイナスのイオンが磁石のように引きつけ合い、膜を強固に。スポーツ ビューティ サンプロテクト ミルク SPF50+/PA++++ 60ml ¥ 2,400*編集部調べ(コーセー)
濡れると防御効果が高まる、驚きの技術を搭載。汗が素早く乾く処方も新開発したBBタイプ。SHISEIDO BBフォー スポーツ QD SPF50+/PA++++ 全3色 30ml ¥4,200*5/1発売(資生堂インターナショナル)
肌のミクロの溝まで密着。高温多湿下でも耐久性抜群。ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンス SPF50+/PA++++ 70g ¥1,500*編集部調べ(花王)
情にあわせて伸び縮みする膜が、ひび割れを阻止。アスタリフト D-UVクリア ホワイトソリューション SPF50+/PA++++ 30g ¥3,900(富士フイルム)
日焼け止めを塗ったのに、焼けた気がする。そんな“UVケアあるある”の原因のひとつ、超微細な溝からのUVの侵入を防ぐ新アプローチが登場。また、落ちない膜を作る技術もさらに進化。外で長く過ごす日のお供、どれにする?
肌の未来を決める“塗り直し”
とにかくUV防御値にこだわればOKと思っているなら意識改革を。「UV防御値の測定時と日常では塗る厚さが全然違うので、数値はあくまで目安。SPFはB波を、PAはA波を防ぐ効果を表す数値で、日本での最高値、SPF50+なら、理論上、半日は肌が赤くならないのですが、朝塗ったら、昼休みに塗り直す意識で。デイリーなら、SPF30/PA++以上。こまめな塗り直しのためにスプレーやフェイスパウダーがあると便利。A波は窓ガラスも通るので、室内でも気をつけて」
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<span style="font-size: 10pt;">ADVISER: 高瀬聡子先生</span>
ウォブクリニック 中目黒総院長。皮膚科医。ドクターズコスメ〈アンプルール〉も手がける。最新著書は『ゆる美容事典』(講談社)。