日本未入荷コスメ、美を底上げするインスタや本etc.美容オタク小嶋さんのお姫様アイテム

日本未入荷コスメ、美を底上げするインスタや本etc.美容オタク小嶋さんのお姫様アイテム

長い連休、みんな何しているんだろう?「いいお休みを過ごせたな」と思えるアイディアが知りたいな。素敵なモノやコトに精通したあの人の、休日の過ごし方をちょっと覗き見。


 

美容の力でお姫様時間を

幼い頃、お母さんの鏡台の前で口紅や頬紅をこっそり塗って、タオルやシーツを体に巻いて「わたし、お姫さまみた~い」なんてウットリした経験、皆さんにもあるんじゃないでしょうか。私は昔、祖母の甘ったるくて油っぽい化粧品の匂いが染み込んだ鏡台が大好きで、引き出しの中にあった花柄のカービングが施された白い陶器の口紅の容器を眺めるのが大好きでした。長いお休みには、じっくりと自分一人の時間を用意して、鏡の前で試行錯誤しながら新たなマイルックを作り上げる、という久々の「お姫さま時間」を楽しもうと目論んでいます。

 

*お姫様時間のTO DO LIST No.1*


勧善懲悪なビューティーヒーロー「Estee Laundry」で美のリサーチ

最近はメイクアップのチュートリアル動画やインスタグラムのアカウントが星の数ほど溢れかえっている上に、魅惑的なパッケージに包まれた視覚を刺激するかの如く、おいしそ~うに煌めくカラーを放っているコスメブランドが山ほどあります。ピンからキリまであるコスメブランドをディグっていると辿り着いてしまう、パクリ疑惑。このブランドとあのブランド、なんだか似たようなデザイン、もしや、パクリ…⁈ ホンモノは一体どれなのかと惑わされることもあるのでは。情報が溢れる現代の姫に必要なのは、本物を見定めるリテラシー。

 

 

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Anonymous #BeautyCollectiveさん(@esteelaundry)がシェアした投稿

Estee Laundryは、次から次へと出現するコスメブランドの中からパクリ品を暴き出し吊るし上げる辛辣インスタグラムアカウント。美容界の @diet_pradaだ。後追いなんてイヤ、真のクリエイションを追求したいあなたはここでコスメのヒストリーを学ぶもよし、元ネタvsパクリのあーだこーだのゴシップバトルを眺めるもよし、次は何をゲットすべきか品定めをするもよし。何よりもパクリ疑惑のブランドにケンカをふっかけてビーフを繰り広げている様子は目が離せません。

 

*お姫様時間のTO DO LIST No.2*


未入荷コスメ COVER FIXで完璧なベース作りの練習を

さて、美の知見を広げた後、お姫様に必要なのは実践です。去年は海外へ行く機会に恵まれ、日本未入荷コスメを手に入れるタイミングがたくさんありました(人気だったグロッシアーのレポートはこちらから)。その中で最もおススメだったファンデーション一式を紹介。夏の間は艶めくオイリーな質感が好きだったけど、この冬はちょっとマットでありつつも潤ったような質感を求めていて、そんな中、辿り着いたプロダクトがこちらです。COVER FIXの下地「Blurring Primer」、ファンデーション「Power Play Foundation」、そして仕上げに吹きかけるセッティングスプレー「Dewy Setting Spray」。

Blurring Primer($38)/Power Play Foundation($44)/Dewy Setting Spray ($31)

コスメは大好きだけど、実は体に悪いものはあまりつけたくないという信条も持っていて、特にファンデーションなど肌をカバーするものの素材は必ずチェックしてから買うようにしています。カナダ発のCOVER FIXはパラペン、香料、グルテン、鉱油、ホウ酸などが含まれておらず、全てビーガン素材で作られている上、ファンデやコンシーラーは40種類ものカラーがあり、自分に本当に合う色、そして繊細なコントゥアリングのシェードも揃えれるというスグレモノ。まだ日本では買えないけれど、早く日本に上陸してほしいブランドの一つ。下地のBlurring Primerは嫌味のないナチュラルなシルキー肌に仕上げてくれて、開いた毛穴も、あたかもなかったもののようにカバーしてくれる。ファンデーションはこれでもかというくらい肌にぐっと馴染むし、色艶が完璧。少量で理想のお肌にしてくれる、まさに魔法。セッティングスプレーはdewy(露のような)という名の通り、潤った質感を保ったまま化粧崩れを長時間防いでくれるから、もうこれは当分手放せません。

なぜこんなにファンデーションにこだわるかというと、この下地作り作業がお姫様になるスイッチのようなものだからかと。小学生から高校生の遊び盛りになるまで日本舞踊を習っていて、発表会など特別な時には、顔面からデコルテまで白塗りしてしっかり化粧していました。舞台に上がる前に、普段触れる機会が滅多にない真っ白なファンデーションが平々凡々とした私を覆いつくして新たな自分に変身させてくれるような高揚感がたまらなく好きで、未だあのワクワクする瞬間を求めているからかもしれません。

 

*お姫様時間のTO DO LIST No.3*

「燃えるスカートの少女」を読んでインスピレーションを

一人でお姫様ゴッコ遊びをするにあたり忘れちゃいけないなのが、インスピレーション。そこで私がオススメするのが、エイミーベンダー作の「燃えるスカートの少女」(角川文庫)。

可愛余って憎さ100倍というようなガール達の本音や歪んだ行動、愛くるしさと醜さを詰め込んだ摩訶不思議な短編集で、行き場のない悲しみや欲望、ちょっとひねくれたユーモアに共感を覚える部分もきっと多いはず。暗にテーマは、セクシュアリティーなんだと思うけど、登場人物の少女達の個性にこの子の髪型は…メイクは…服装はきっとこう…と、想像を掻き立てられるのがすごく好きな部分。「この娘をやっちゃえ」という短編は、どんなに魅力的でイケてる子を演じようとしても、結局中身は空っぽで、見捨てられてしまうという不安から嫉妬深い、というジレンマから抜け出せないという切ない女の子のストーリー。高級ホテルにいるシチュエーションやいきなりショートカットにしてしまう場面など、頭の中に映画のように浮かんでくるようで、スタイリッシュに妄想をかき立ててくれる一冊です。本や映画から得たインスピレーションや感性は、きっと自分の内面に蓄積されて外見に反映されるもの。さまざまな見聞から美のヒントを吸収していきたいところです。


私がお化粧が好きな理由は、ちいさな口紅一つでも細部までこだわりや繊細さが詰まっていて、それは私の『こうなりたい!』という夢を叶えてくれる武器のようで、パワーを感じることができるから。大人になった今となればもう、祖母や母の化粧品を拝借しなくても自分で化粧品を揃えれるようになった。そう、大人になってからのお姫様ごっこで一番大切なのはメンタル。だって確定申告や保険のことだって知っている、酸いも甘いも嚙み分ける立派な大人ですもの、そう簡単に日常から離れて、お姫様気分には浸れません。豊かな想像力と、一人になれる時間を用意して、自分自信を鼓舞する一人のお姫様時間を楽しみましょう!

小嶋 真理

翻訳、ライター、写真家。去年の暮れにようやく念願の運転免許取得。そして2019年、新年の決意は麻雀をできるようになること。

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