爪は逐一自分の目に入るからこそ、好きなものを表現したい!40人のレディに見せてもらったのは、こだわりと流行りが詰まった指先。今ならではのカラーやモチーフ、パーツ使いをどんどん試してみたくなる。小さなスペースだからこその遊びも効かせられる、それってネイルの特権。
レディの指先事情:アシンメトリーネイルから垢抜けセルフネイルのヒントまで。次に試したいアイディア
主役級のインパクトを狙うならコレ。
上品な光沢を残したセミマットな質感が決め手。「担当はLatte.(@latte0421)のMANAMIさん。ミラーネイルにマットコーティングを施して、オーロラっぽい仕上がりに。春のコーディネートにも合いそうなヌーディな発色もお気に入りです」(工藤琴乃さん/美容師)
ボリュームのあるストーンが存在感抜群。「DLAWのKAHOさんのネイルは、私にとってお守りのようなもの。ゴツゴツしたストーンは本物の天然石みたいで見ているだけで元気が出ます。10本すべてデザインが違うのも、見ていて飽きない!」(坂本菜奈さん/楽器店勤務)
パーツは使用せず、ジェルで自由に立体感を表現するのもトレンドのひとつ。「まるで透明な石がついているような、ぷっくり感がかわいい。1本ずつ微妙に色を変えてもらったところもポイント。担当はDLAWのKAHOさん」(友光愛莉さん/アイリスト)
セルフネイラーは
趣向を凝らしたアイデアで勝負!
イメージソースはPinterestで見つけた、陶器、砂、器の3枚の写真。「陶器の質感、砂のリアル感、金縁の器の絶妙なピンクの色みを、模写ができるくらいアートが上手なMOONLIT by mananails(@moonlit_bymananails)のShokoさんに落とし込んでもらいました」(YUUKIさん/「ANCIENTALA」オーナー)
薬指と小指だけに色をのせたオリジナリティあふれるデザイン。「試し塗りしてそのまま…みたいな、ラフな感じが好きです。薬指と小指は自分でもさっと塗れるし、はげにくい。派手な色も、2本だけならうるさくなりません」(タカハシさん/学生)
色のポリッシュで作る洗練カーキ系グラデーション。「〈NAILS INC〉表参道のクイックネイルサービスで塗ってもらいました。20分くらいで終わるし、費用も3色で3500円ほど。超使えます!」(あかねさん/美容師)
服もアートも映画も。
“好き”を落とし込んで。
イメージソースはPinterestで見つけた、陶器、砂、器の3枚の写真。「陶器の質感、砂のリアル感、金縁の器の絶妙なピンクの色みを、模写ができるくらいアートが上手なMOONLIT by mananails(@moonlit_bymananails)のShokoさんに落とし込んでもらいました」(YUUKIさん/「ANCIENTALA」オーナー)
トグルボタンやレースを模した繊細な手描きアートに目が釘付け! 「〈mame〉の18-19AWのお気に入りのコレクションルックをLatte.のnaoさんに表現してもらいました。和洋折衷な雰囲気がいい感じ」(林﨑咲良さん/アパレル)
主役は右手の薬指にあしらったバラのアート。「そのとき見た映画をネイルに落とし込むことが多いです。どうしても入れたかったバラは『美女と野獣』から。FLOWERSのきむらさんに、立体的に描いていただきました」(上田紗綾さん/会社員)
色彩が印象的なデザインは、ロンドンのアーティストKit Agar(@kitagar)のアートから着想。「担当はunguの上原さん。うるさくならないよう、もう片方の手は単色でシンプルにまとめました」(久保利彩さん/ECサイト広報
藤田嗣治のアートワークをもとにしたというレトロなデザインが可愛らしい。「いいなと思った作品をそっくりそのまま描いてもらうのではなく、いつもhatsuki furutani(@hatsukifurutani)さんのセンスを盛り込んでアレンジしてもらっています」(番場直美さん/スタイリスト)
左右同じじゃ
満足できない欲張りさんに。
大胆なカラーブロッキングが目を引く辛口ネイル。「いつもモードな雰囲気に仕上げてくれるAWESOME BONITAの中野渡さんにお任せしたデザイン。ホイルとブリオンを組み合わせた左手のシルバーのパーツがお気に入り。よく着るブラックの洋服との相性もバッチリなんです!」(安達愛さん/会社員)
自身がデザインを手がけるリングがモチーフ。「トルマリンの断面を、unguの上原さんにそのまま落とし込んでいただきました。写真だけ見せて、カラーリングは上原さんにすべておまかせ。リアルな質感に感激!」(吉田朋代さん/〈un by yoshida tomoyo〉デザイナー)
初心者にも挑戦しやすい単色×アートのコンビネーション。「111nailの中島さんに、“ゴテゴテになるのはイヤだけど、アートをしたい”とオーダー。右手はクリアジェルで立体的な幾何学模様を。左手はいつもリングをたくさんつけるので、ワンカラーでシンプルに仕上げてもらいました」(金谷杏奈さん/〈CaBas〉ディレクター)
PHOTO: Kengo Shimizu, Erina Takahashi ILLUSTRATION: Rán Flygenring TEXT: Ayako Kanno