仲良しの女プロにくっついて浅草ロック座に行った。彼女にとってストリップは、解剖学的視点から女性の体を凝視できる勉強の場。この日はAV女優上原亜衣さん(引退公演ということもあり会場は超満員)含め7人の舞台を観た。ぶれない軸で踊るみんなのキレッキレの姿にまず驚いた。私はといえば、ストリップ=カトちゃんのちょっとだけよ〜のイメージだったから。バレエやジャズダンスで鍛えた体は引き締まって美しい。骨、関節、筋肉、脂肪、視線、すべてに神経が行き届いて、調和して、のびやかに跳ねる。彼女たちが勢いよく開脚する瞬間、対の腿が風を生む。その微風が頬をなでるほど近い距離から尻の双丘を仰ぎ見る。一番大切な部分をピンクと紫の2色のライトが照らし、肉質をより艶っぽく際立たせる。さあごらん、と横たわる姿は神々しい。帰りの浅草線。赤垣で飲んでから解散した女プロからLINEが来た。「みんなちがって、みんないい(©金子みすゞ)は女子の股間にも当てはまるよね」。うん、そうだね。少し酔っていたし、どこか誇らしい、あったかい気持ちになった。
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編集KSの「食後の本題」02 : 仲良しの女プロにくっついて浅草ロック座に行ってきた
女性は入場料3500円。女プロの名言「家に帰って真似してみるまでがストリップ」。仰向けに寝て→腰を反らせ→上体をひねり→脚を高く上げ→腕はバンザイ。鏡の前でやってみたけど無理だった。筋力がなさすぎて。「ストリップに学ぶ筋トレ」特集ってありかもしれない。
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編集KS
最近買ったお気に入りの本は河出書房新社からの復刻版『センチメンタルな旅」(荒木経惟)。通勤読書は『ささやかな復讐』(ドナ・タート)。ハリエットの大冒険にヒヤヒヤ、ワクワク。