世界で活躍するメイクアップアーティスト、
トム・ペシュー氏のプレイフルメイク。
ファッション×メイクの楽しさを私たちに提案し、メイクアップアーティストとしてトップを走り続けるトム・ペシュー氏。そんな彼が10年ぶりに来日。昨年新たに就任したイヴ・サンローラン・ボーテのグローバル ビューティ ディレクターとして、春の新作発表会を開催。今回、特別にインタビューをさせていただきました!
──2019年春のコレクションはハッピーなパステルネオンピンクが印象的でした。
今回の新作のキーカラーは、春らしいパステルピンク。ただのピンクじゃなくて、ネオンのように輝くグリッター感を取り入れた。春らしいピンクをベースにプレイフルなメイクを楽しんでほしいという思いから、パレットにしたんだよ。このメイクパレット シマー ラッシュに入っている白とゴールドはハイライトに使ってもいいし、透明感があるからピンクに重ねて使ってもふわっと煌めく。実は、このブラシにも秘密があって。平筆になっているから、アイホールだけじゃなく、ブラシをたてて使えばアイライナーや目頭にも使える機能性にも注目してほしいね。
──ニューヨークやパリをはじめ、たくさんのショーでメイクも手がけられてますよね。
今シーズンは15くらいのショーに参加したよ。ショーはあくまでも洋服が主役。デザイナーのクリエイティビティを尊重し、あまりメイクで色を出さず、ブラックで強さを出し、パーソナリティーを引き出すよう意識してる。でも、メイクはカラーで遊びたいよね。だから、ボーテのコレクションをクリエイトするときはプレイフルを心がけてる。