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愛される人ってルックス以上の何かがあるんです――銀座のママの美の秘密

愛される人ってルックス以上の何かがあるんです――銀座のママの美の秘密

流行に惑わされずオーセンティックな美を湛え続ける人がいる。自己満足ではなく、〝誰か〟のために装う人がいる。彼女たちの肩書きは「銀座の高級クラブのママ」。その美しさの鍵、探ります。

銀座ママの美の格言
内臓が元気ならキラキラできる。

高瀬 綾さん
「club綾瀬」ママ

銀座 高級クラブ ママ 美容OL経験を経て24歳のとき銀座で働き始める。30歳で結婚し、出産を機に子育てに専念していたが、夜の仕事が恋しくなって、離婚後再び銀座へ。昨年より念願のオーナーママに。

〝美しさ〟を決して武器にはしない美しき人。

弱冠38歳で店を取り仕切る高瀬綾さん。顔立ちの美しさに頓着しないような、どこかやんちゃな話し方も印象的な銀座のホープだ。

「14年くらいこの業界を見てきて思うんですけれど、女性は容姿の美しさだけで輝けるわけじゃない。愛される人ってすごく気が利くとか、ルックス以上の何かがあるんです。かと言って、私が大したことをできているわけでもないんですけれどね。ただ、お客さんと接しているときは〝どうしてこんなに高いお金を払って、わざわざ飲みに来てくれるんだろう?〟ってそればっかり考えている。求めるものは人によって違うけれど、探り探り相手にとっての〝ベスト〟を提示しようと努めています。あとは口角がキュッと上がった微笑みが、女性を綺麗に見せてくれると思っていて。顔の筋肉が疲れるくらい、常ににっこりしていますね。偽りの笑顔ってすぐに見抜かれるから、心から笑えることをどんな瞬間でも見つけるようにしています」

夜の街で働きながら、3人の子どもを育てるシングルマザーでもある彼女。毎日3時間の睡眠でも生き生きとしていられるのはなぜだろう。

「たまにたっぷり寝られると肌が生き返りますから、十分に眠るに越したことはないですよ(笑)。でもそれが叶わないので、週に1回はプラセンタ注射をして、日々、プラセンタ飲料やR-1、酵素ドリンクを飲んで……。綺麗の本質って内臓が元気かどうかだと思っているので、健康に良さそうな飲み物を〝ちゃんぽん〟しています。仕事ではシャンパンなら1日でボトル3本は開けてしまうんですけれど、それも本当は肌によくないの(笑)。罪滅ぼしで、寝る前には髪を乾かしながら全身ストレッチをして、リファの〝コロコロ〟で顔をマッサージして。翌朝、それでも瞼が腫れぼったいときは、目のキワを黒いアイシャドウで締めてカバー。いつもギリギリのところで騙し騙しやっています(笑)」

人懐っこく語る高瀬さん。伝統を重んじるこの街にあって、型に囚われない考え方の持ち主でもある。

「たまにね、反抗的な気分になってネイルを黒にして副社長にあきれられたりしてます(笑)。私は念願のママになったけれど、人生、ずっと学びながら進むべきだと思っているの。たとえばヘルプで同じテーブルについてくれた若い女の子の支度や振る舞いに素敵だなと思うところがあったら積極的に取り入れますしね」

実は、取材の前々日に軽い追突事故に遭い、全身を打っていた高瀬さん。痛みに耐えているはずなのにそんな内情は微塵も感じさせることはなかった。どんな状況でも〝表向き〟の自分を演じ切ることも、この街で生きる人の美の真髄かもしれない。

 

*掲載の商品はすべて取材対象者の私物です

Photo: Katsumi Omori,Chihiro Oshima(object) Text & Edit: Chihiro Horie

GINZA2018年12月号掲載

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