ナチュラルにきれいさを引き出してくれると信頼の厚い韓国コスメブランド〈hince〉。SNSの発信などがきっかけで日本でも人気となり、2022年11月26日には国内初の2フロアからなる旗艦店を東京・青山のショッピングエリアにオープン! 1階はメイクアップアイテムが充実し、2階は香りをゆっくりと楽しめるつくりに。
〈hince〉をこよなく愛している加藤順子さんと在原みゆ紀さんのおふたりに、ファンならではの目線で新店舗を回ってもらいました。
まるでお家のよう?韓国コスメブランド〈hince〉の日本初の旗艦店におよばれ
加藤順子さん
繊細なニュアンスで好きな自分になれる
今日はお気に入りの〈hince〉コスメを使った冬メイクで来店。「ナチュラルだけどお洒落な雰囲気が作れるのがこのブランドの魅力!」
「〈hince〉を知ったのはブランドが立ち上がった2019年ごろ。気に入ったアイテムをひとつずつ迎え入れていったら、いつの間にか手元にたくさんのコスメが。特にお気に入りなのはアイブロウと眉マスカラです。色味やテクスチャーがとても細やかで、洗練された目元になれる。ほんの少しの違いかもしれませんが、印象が変わるんですよね」
「普段はオンラインで買い物をするので、実物を試せる旗艦店ができたのは本当に嬉しい!家の中でくつろいでいるような雰囲気で、随所に置かれているお花も素敵。時間を忘れて、ゆっくり楽しめる場所だと思います。2階にあるチェアでのんびり過ごすのもいいかも」
【1階 メイクアップアイテム】
「頬の高い位置に少し入れるだけで、顔まわりが華やかになれるお気に入りのアイテム。バームタイプで優しい発色なのも、使いやすくて失敗知らず」 トゥルーディメンションラディアンスバーム 各¥3,300
「アイパレットも絶妙な色味でいいですね。特に“ザ・ナラティブ”が挑戦しやすそう。ベーシックな色合いでシーンを問わず使えるし、シルキーなプライマーベースも入っているので、このパレットひとつで仕上げられる」 ニューデップス アイシャドウパレッド 各¥4,290
「今まで色んな〈hince〉を試してきましたが、一番のお気に入りはこの眉マスカラ。ブラシがとても細くて、小回りが効くんです。だからベタッと塗りすぎず、垢抜けた雰囲気作りができるのかな。グレーブラウン、ナチュラルブラウン、ライトブラウンを気分に合わせて使い分けています」 シグネチャーブロウシェイパー 各¥2,200
「あと、大好きで普段から愛用しているのはカラーマスカラのネイビーカラー“アンディファインド“。ポップにならない、大人向けの発色が好みです」 ニューアンビエンスカラーマスカラ 各¥2,200
【2階 フレグランス】
2022年10月に発売されたばかりの全5種ある香水。加藤さんのお気に入りの香りは?「最近の気分は“ザ・フラットシューズ”かな。いちじくの甘さにウッディな深みが重なって、とても心地いい。時間が経ってもふんわりと漂うのも好きです」 オードゥ パルファム 03 ザ・フラットシューズ ¥7,150
「“ザ・ランプ”だけパッケージが暗いトーンでモダンなのが気になります。性別を問わず付けられるスパイシーな香り。冬の冷えた空気感に似合いそうですね」。2階の窓際で落ち着いて試してみたい。 オードゥ パルファム 05 ザ・ランプ ¥7,150
「ベタベタしないバーム状なのでとても塗りやすいです。優しく香るので、香水が苦手な人もちょうどよさそう」 センティハンドバーム 各¥2,420。どの香りにするか悩む人はミニサイズが2つ入ったミニデュオセット(¥2,750)もおすすめ。
在原みゆ紀さん
お店に行くと、新しい出合いがきっとある
「〈hince〉ってすごく自然なのに肌に馴染んで、可愛く見せてくれる天才なんです」と語ってくれた在原さん。
「今日、とっても楽しみにしてきたんです!〈hince〉はコスメの品質はもちろん、パッケージやSNSの見せ方がいつもオリジナリティがあるんですよね。独自の淡い世界観が大好きで、ブランドが誕生してからずっとファンです。旗艦店にはそのムードがしっかりと表れていて、つい見入ってしまう…。洗練されているけど、温かさもあって居心地がいいですね」
「お店で実際にタッチアップをしてもらうと、今まで気づかなかった隠れ名品に出合えますね。私にとって、それがコンシーラーでした。スタッフの方から丁寧な説明を受けると商品に対する理解も深まるし、より魅力的に感じる!お店に足を運んで、もっと〈hince〉が好きになった気がする」
【1階 メイクアップアイテム】
「アイパレットももちろん使いやすいですが、ブランド始動からある単色のアイシャドウも名品揃い!ブルベもイエベも関係なく、どの色も使いやすい」 ニューデップスアイシャドウ 各¥2,200
「是非おすすめしたいのがこのプライマー。元々肌が綺麗な、もちもちの触り心地になれるんです!塗った感がないのでナチュラルな仕上がりが好きな人に試してもらいたいですね」 セカンドスキンハイドレイティングプライマー ¥3,080
「今回、一番の発見だったのはこのコンシーラー。毎日ファンデーションをつけていると疲れるときってありますよね。しっかりカバーしてくれるのに薄づきだから、すっぴん感を出せるのがよさそう。コンパクトなサイズ感なので旅行に持って行きたいです」 セカンドスキンカバーコンシーラー 各¥1,980。同じくベースアイテムの、セカンドスキントーンアップベース 各¥3,300も薄く下地に塗るだけで肌に透明感が出ると人気のアイテム。
「ホリデーシーズン限定のリップグロウを見つけました!しっかりと発色するのになめらかな質感で、保湿力も高い。ネガティブなポイントがひとつもないです。アイシャドウに合わせて色味を変えて、この冬を楽しみたい」 ムードインハンサーリップグロウ 各¥1,980
【2階 フレグランス】
「最近登場したフレグランスは、ぜひお店に足を運んで香りを試して欲しい!私は普段“ザ・シャツ”をよくまとっています。仕事のときにつけると背筋が伸びて、いい意味で気が引き締まる!あとは重ねづけしても強すぎず、上品に香ります」 オードゥ パルファム 04 ザ・シャツ ¥7,150
hince AOYAMA
ガラス張りの店内は開放的なムード。植物と融合したブランドロゴの看板が入り口の目印。
日本初のフラッグシップオープンを記念し、〈hince〉というブランドを象徴する家具を、日本のデザイナー熊野 亘と共に、木工芸技術でそれを表現できる「TENDO」と協業し完成したテーブルが入り口を飾る。薄い木のレイヤーを積み重ねて曲線を形象化するその製作技法は、「固有の雰囲気を築き、本来の美しさを発現させる」ブランドのメインコンセプトに通ずるところが。
また、〈hince〉ならではの淡いピンクで、肌のようなキメある質感の壁を染め上げており、インテリアや細部のテクスチャーにもこだわった”おもてなし”が詰まった空間に。
広い階段を登ると、2階はフレグランスが並ぶ贅沢空間が。窓際のチェアに腰掛けて、自分にマッチする香りをじっくりと選びたい。SNSに投稿したくなるロゴ入りのミラーもチェック。
販売中のホリデーコレクションは幻想的なカラーリングとグラフィックがパッケージに表れている。これは韓国のアーティストによる書き下ろしのイラスト。限定のポーチに入れて華やかなムードを持ち運ぼう。
Models: Junko Kato, Miyuki Arihara Photo: Kaori Ouchi(model, object), Wataru Kitao(shop), Text&edit: Minori Okajima