07 Feb 2020
花粉症シーズンもすっきり過ごせる!? 管理栄養士に聞く3つのお守りフード

イギリスのことわざに「You are what you eat(あなたはあなたの食べたものでできている)」にもあるように、食事は自然治癒力を上げるキーとなる。カラダのすみずみで異物をブロックする免疫細胞を活性化させる働きがあるからだ。その免疫をコントロールする腸内環境を良好にする3ジャンルの食品をピックアップ!
1. はちみつ
整腸作用だけでなく、果糖とブドウ糖によって疲れの回復を素早くするはちみつ。なかでもマヌカハニーは抗菌作用がずば抜けているため、腸内フローラのバランスを良くするそう。また、ピロリ菌にも効果があるとも言われる。
美肌も作る簡単レシピ
キンカンはちみつ
材料
キンカン 250g〜300g(適量)
はちみつ 250g〜300g(適量)
作り方
- 良く洗ったキンカンの水分を拭いて、ヘタを取る。煮沸消毒した瓶にキンカンとはちみつを入れて1週間ほど寝かせたらOK。1ヶ月間保存が可能。
*1歳未満の乳児にはNGです。
+α!
ヨーグルトにトッピングしたり、お湯で割ってホットドリンクとしても。
2.発酵食品
自律神経のバランスがいいと、免疫機能も正常に働く。その司令塔でもある腸内のクリーンアップはマストだ。そこで、みそ、しょう油、酒粕といったおなじみの発酵食品の出番である。というのも、善玉菌を増やす力があるので。どれか好きなものを一つ取り入れて、腸の中がキレイにしてみよう。蠕動運動がスムーズとなり便秘も解消。全身の巡りも良くなってお肌もぷるぷるに。
あったまろ♡
かす汁(2人分)
材料
大根&玉ねぎ各50g
人参&ごぼう各20g
油揚げ1/2枚10g
長ネギ適宜
だし1・1/2カップ
酒粕15g
味噌 小さじ2(お好みで)
作り方
酒粕を大さじ1の水につけてふやかしておく。
大根、人参、ごぼう、玉ねぎ、油揚げ、長ネギを食べやすい大きさに切ってだしで柔らかくなるまで煮る。
ボウルに味噌と酒粕を合わせて混ぜ、だしに溶き入れる。
+α!
豚肉や鮭缶をプラスするとジューシーな仕上がりに。
3. れんこん
食物繊維が豊富で、粘膜をガードして整腸作用もある。さらにはタンニンによって炎症をやわらげ、くしゃみなどを抑える力があると注目されている。また、抗酸化成分のポリフェノールとビタミンCも含むため、ビューティフードの一面も。新鮮なうちにぜひ。
パクパクいけちゃう
れんこんの青のり炒め
材料
れんこん1節(小)180g程度
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
青のり 適宜
作り方
れんこんは皮のまま2~3mmの厚さにカットしたら水にさらして水気をオフ。
フライパンに油を熱してれんこんを並べてあまり動かさずに、両面にこんがりと焼き色をつける。
塩と青のりを振って完成
+α!
ビールやワインなどアルコールとのペアリングにもいい。ガーリックで香りづけすると、いっそう箸が進む〜〜〜。

約80%もの水分を皮ごと乾燥させて、栄養分をぎゅっと凝縮。大さじ1杯分で生れんこん1本分に相当。料理はもちろん、ヨーグルトのトッピングとしても。100g、¥1,080 れんこんパウダーhttps://www.rakuten.ne.jp/gold/satsuma-megumi/
栄養クリニック 由井美和さん えいようくりにっく ゆいみわさん
管理栄養士。女子栄養大学内にある栄養クリニックに勤務。食生活の改善などを中心に半年ほど取り組む、ヘルシーダイエットプログラムなどで栄養指導をしている。
Photo:Kaoi Oouchi Text&Edit: Mako Matsuoka