誰もが密かに気にしているはずなのに、何だか話題にしづらいのが〝お口のトラブル〟。そこで口もと美容のスペシャリストに直接取材!医学的見地や世界のトレンドを踏まえ、やるべきケア・知っておくべきトピックをお届け。
ティッシュでぬぐうのはNG! 美しいすっぴん唇の作り方:お口の美容百科vol.4
LIP
トレンドの口紅を楽しむためにもガサガサの唇じゃいられない!リップクリームの使いこなし方やお口周りのワークアウトを知って、すっぴんの唇から美しく。
「N・M・K」が
美リップキープの極意
ラップよりも薄いと例えられるほどデリケートな唇。“舐める・表皮をむく・こする”の三大行為が刺激となって乾燥が進み、縦じわやボリュームダウン、くすみを助長してしまう。なお、ティッシュで唇をぬぐうのもNG行為!ティッシュは表面がガサついているうえ水分・油分を過剰に奪うので、使うなら柔らかなハンカチにして、ごく優しいタッチで触れて。
“1日3リップ”で
唇のポテンシャルを高める
唇は粘膜のため、もともと早いサイクルで再生する力を持っている。それなのに1日何度もリップクリームを塗って“過保護”にすると、本来のポテンシャルが鈍って余計に乾燥しやすくなることも。唇のパフォーマンスを最大限に高めたいなら、リップクリームの塗布は“1日3回まで”にして。また、メンソールは乾燥を招くので、できれば不使用のアイテムを選びたい。
リップケアが
ダイバーシティ化!
くすんだ唇の色をチューニングするバームに、高濃度のヒアルロン酸を含んだジェル、敏感に傾いているとき向けのセラム……。リップケア・アイテムが質感も機能も多様化し、パワフルに進化し始めている!肌悩みに合わせてスキンケアを選ぶように、唇のタイプや願望にマッチするプロダクトを選んでみるのはいかが?
リップシェイプを整えたいなら
キーワードは「ぴよぴよぷー」
口の周りをぐるりと囲んでいる口輪筋。ココに刺激を与え血行を促進すると、唇にハリをもたらす効果が望める。そこで試したいのが唇を小鳥のようにすぼめて行う「ぴよぴよぷー」エクササイズ。ハードに感じたら口輪筋が鈍っている証拠。
意外にたまっている!
色素汚れはクリニックでリセット
日々のウォッシュではなかなか落としきれないのが、唇の縦じわの内側に沈着した口紅などの色素や汚れ。「ホワイトホワイト」では、ビタミンC入りのクレンジングと微弱電流によるダブル洗浄で、唇をまっさらな状態へとリセットするケアが受けられる。さらにサラブレッド由来のプラセンタとヒアルロン酸をイオン導入することでぷるぷる感も。
ホワイトホワイト ルミネ銀座店
住所: 東京都千代田区有楽町2-5-1 ルミネ有楽町1 8F
電話番号: 0120-469-701
メニュー: 「リップるん」¥7,800*要予約
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理論やメソッドを教えてくれた人=石井さとこさん
歯科医師・口もと美容スペシャリスト。審美歯科クリニック「ホワイトホワイト」院長。薬用歯磨き「ナチュラルドロップス」(コスメキッチンで販売中)の開発に着手するなど幅広く活躍。
Photo: Satoshi Yamaguchi Illustration: Automoai Text: Chihiro Horie