働く私を慈しむフィト・セラピー〔LESSON 3〕心が風邪をひく前に

働く私を慈しむフィト・セラピー〔LESSON 3〕心が風邪をひく前に

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働く自分が誇り。でもときどき体と心が息切れするときも……。 そんな頑張り屋こそフィト・セラピー(植物療法)に頼ってみない? 「塗る・飲む・嗅ぐ」という3つのアプローチで 体と心を健やかに、美しく導くBioなお手当てレッスン。

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働く私を慈しむフィト・セラピー〔LESSON 1〕PMS対策を今すぐ -前編-
働く私を慈しむフィト・セラピー〔LESSON 2〕PMS対策を今すぐ -後編-



LESSON 3

心が風邪をひく前に

 

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ドレス ¥115,000(ヴィカ ガジンスカヤ | インターナショナルギャラリービームス)/シューズ ヒール10cm ¥184,000(クリスチャン ルブタン | クリスチャン ルブタン ジャパン)

 


 

頑張る女子たちはなぜ 心の風邪をひくのか?

やりがいのあるプロジェクトに携わるなどチャンスも増える一方で、上司と部下の間で板挟みになったり、仕事量が倍増したり。「特に完璧主義の頑張り屋さんは、できたことよりできないことにフォーカスし、自分を認めることが苦手。自分を緩めることも苦手。頑張りすぎて心が消耗してしまうんです」(松村先生)  メンタルが弱ってきたサインは睡眠に。「悩んで眠れなくなる、すぐ目が覚める、 起きてもまだ考えている、など。睡眠は人間の最良の思考整理システム。睡眠を整えることで、メンタルもコンディショニングしていけます」(森田さん)

 

心を解放する4つのリセット法

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① 思考のサイクルを見直す

「嫌だなと思う人や物事について3回考えたら、“考えすぎ”の黄色信号」(森田さん)。「何のどんなところが気がかりなのか、どんな感情になるのか、悩みと感情の正体を客観的に把握。議事録風に書き出すのも、頭と感情が整理されるのでおすすめ」(柏谷さん)。「完璧主義は自分を苦しめます。8割できればOK!」(松村先生)

 

② 女性らしい感受性を取り戻す

「頑張りすぎているときは大概、感受性や情緒といった女性的な感覚を封印し、理論や分析などの男性的なスキルばかり使っています。女性的な感覚を大切にすることが心の風邪予防に」(柏谷さん)。「食事や睡眠と同じように、セックスやスキンシップがおざなりになると心に支障が。心と体が充足感を得られる性生活を」(森田さん)

 

③ 自分優先でかまわない

「人と比べたり、周りにどう思われるかを気にしたり。自分以外の事情で物事を決めることも多いのでは。そういった他人優先の考え方のクセが、自分自身をストレスに追い込みます。自分はどうしたいかを優先して」(松村先生)。望んだ通りにはならなかったとしても、自分の気持ちを認知することが心のウェルネスのもと。

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④ メリハリのある生活を送る

これがあるから頑張れる、という趣味や好きなことを見つけて、めいっぱい打ち込んで。「夢中で楽しむことでストレス発散になるだけでなく、やる気の元である脳内物質のドーパミンや癒しをもたらすβエンドルフィンが分泌されます。これらは思考をポジティブに導き、プラスの思考回路のカギとなる物質です」(松村先生)。打ち込める趣味を持つことで、オンオフの切り替えも上手になるはず。

 


 

アロマで女性らしい感覚を 研ぎ澄ます

精油の香り成分の刺激はダイレクトに脳に伝わり、自律神経に作用。おすすめは女性性に働きかけるセンシュアルな香り。「イランイラン、ジャスミン、サンダルウッドなどは、女性らしい柔らかな感情や体の感受性を呼び覚ますだけでなく、深いリラックスも誘います」(森田さん)。睡眠の改善にはバレリアン。フランスでは運転前には飲まないよう注意を受けるほど強い作用が。花のエネルギーでネガティブな感情を癒すフラワーエッセンスも、お守りとして取り入れる人が増加中。

 

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うまく眠れない と感じたら

右から: マグノリアやアンジェリカの優しい香りが心身の緊張を解きほぐす。ソテディ ピュリファイミスト BISOUS 8ml ¥2,700(ナチュロパシー・ジャポン)/バレリアンは神経が張り詰めて眠れない時の特効ハーブ。エルボリステリア タンチュメール バレリアン 250ml ¥5,000(コスメキッチン)

 

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濃密で華やか! 女らしい気分に

ネロリやイランイランなど深い安らぎをもたらす精油によるセクシーな香り。華やかな香りで自分の中の女性性を慈しんで。ブレンドエッセンシャルオイル エキゾチカ 5ml ¥2,400(ニールズヤード レメディーズ)

 

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花の癒しの力を転写した フラワーエッセンス

心が不安定になりそうな時に数滴飲むと、不思議と感情が鎮まるというおまじないのようなエッセンス。花を水に漬け込み、生命力を転写。こちらはローズエキス配合。DTWフラワーエッセンス ファシネーション プレミアム 30ml ¥4,800(コスメキッチン)

 

 

 

お話を聞いた方

松村圭子先生≫婦人科医。成城松村クリニック院長。女性を応援する目線での丁寧な診療に信頼が厚く、TVや雑誌、webメディアでも活躍。『美人ホルモン講座』(永岡書店)など著書多数。

森田敦子さん≫日本の植物療法の第一人者。航空会社勤務ののち渡仏して植物療法を学び、スクールや自身のブランドを立ち上げる。6月下旬に『潤うからだ(仮)』(ワニブックス)を上梓予定。

柏谷麻夕子さん≫美容ライター。PMSをハーブ療法で克服したことをきっかけに植物療法士に。メノポーズ(更年期)カウンセラーの資格ももち、自然療法と現代医療、両方での女性ケアを発信。

 


Photo: Rie Suzuki (model), Akiko Mizuno (product)
Styling: Michiko Yuasa
Hair&Make-up: Takae Kamikawa (mod’s hair)
Model: Nastya
Illustration: miyatachika
Text&Edit: Mayuko Kashiwaya

 

GINZA2017年6月号掲載

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