草場妙子 ボーダーと立体的な眉のすすめ

超定番のファッションアイテムに合わせたいアクセサリーは、洗練されたポイントメイク。ヘアメイクアップアーティスト・草場妙子さんによる、ファッション×美容論の連載です。

「毛感」を意識すると、眉は驚くほど見違える。

きっと誰でも1枚は持っている ボーダーのカットソー。 カジュアルに見えやすい服だからこそ、 きりっとおしゃれに装いたい。

抜け感がありつつ、凛として見える。 ボーダーには、そんな表情がふさわしい。 だから、整えるべきは眉。 今なら、艶のあるダークなカラーで、 しっかりと「毛感」のある眉が理想的。 これだけで端正な印象が生まれます。

眉は立体的な構造をしていて、 毛の密集している 中央は濃く、キワは薄い。 すべてをペンシルで埋めてしまうと ベタッと画一的に見えるので注意。 輪郭はとらず、足りない部分のみ描いて、 全体はラフにアイブロウマスカラで、 束感と毛流れ、艶を強調するといい。

「毛感」を生み出すためには、 眉頭の立ち上がりをつくること。 リキッドペンシルを肌に垂直に当て、 眉頭の毛を、細くランダムに足していく。 地毛となじんでボリュームが生まれ、 存在感がぐんと際立ってくる。

そして大切なのが、色選び。 黄金色のようなブラウンはどうしても 日本人の黒い眉から浮いてしまう。 コーヒーブラウンやワインブラックなど、 シックで艶のあるカラーが今っぽくて、 どんなヘアカラーにもしっくりくる。

ある日は立ち上がりを強めにしてみて、 ある日はカラーで遊んでみる。 いくつかのバリエーションを持つと、 眉メイクはぐんと楽しくなる。

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