日差しがあふれる春が来た。外はポカポカ気持ちいいけど、 シミができそう……なんて悩むなら、紫外線を知って正しい対策を。せっかくの光の季節、明るい肌で、太陽と仲良く過ごしたい。
美白ケアは守りから攻めの時代へ。サプリ摂取も忘れずに:UVケアとブライトニングvol.3
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美白 ファンデーション、 進化中
有効成分を配合した薬用ファンデの登場も今季のニュース!メイク効果でシミやくすみをカバーしながら、内側からも白さを高める一石二鳥ファンデの出現で、UVから守るケアがメインだった日中も、攻めるケアが可能に。24時間美白するのが当たり前になる、新時代到来の予感。
左 美白有効成分・トラネキサム酸やビタミンC配合。美白効果が長時間持続するパック機能を持たせるなんて画期的。ホワイトニスタ ファンデーション[医薬部外品]SPF30/PA++ 全6色 ¥6,000(アルビオン) 右 美白有効成分4MSKを配合。レッドパールの光でシミを巧みにカバー。HAKU 薬用 美白美容液ファンデ[医薬部外品]SPF30/PA+++ 30g ¥4,800*編集部調べ*3/21発売(資生堂)
サプリで 内側から明るく
抗酸化力の高いビタミンCは積極的に摂取を。肌に留まる時間が短いので、こまめに飲むのが鍵。海など日焼けしやすい場所に行く前夜や、帰宅後にも。飲む日焼け止めはUVダメージの予防には有効だけど、UVのカットはできないため、塗る日焼け止めとの兼用が鉄則。
左から ビタミンCにB群もプラス。カプセル型で飲みやすい。M’s supplement CB 210粒 ¥8,500(松倉クリニック)/抗酸化作用のあるニュートロックスサンを配合した飲む日焼け止め。糖化もケアし、透明感アップ。ソルプロプリュスホワイト 30粒 ¥5,000(アヴェニュー表参道クリニック)/飲む日焼け止めの効能に加え、美白、抗酸化も。the White Shield 60錠 ¥5,500(TAKAKOスタイル)
気になるUV、四方山トーク
そばかす、シミ、肝斑。どう違う?
「そばかすは鼻を中心に広がった細かい点々。遺伝性なので子どもの頃からあります。シミは境目がはっきりしていて色ムラのない茶褐色の斑点。肝斑は女性ホルモンが関係していると言われていて、UVも悪化原因。両頬の目の下に出るのが典型例で、色ムラがあり、境界は不明瞭。ちなみに、ホクロはホクロ細胞という種類が異なる細胞でできています」
山や海はUVが強い?
「基本的には、太陽から近い距離にある場所ほど、UVが強い。だから、標高が高い山の頂上はUVが強く、日焼けしやすいと言えます。海の場合、水面は太陽からの直接の光と、水面で反射した光がダブルで存在するので、UVが強烈。サーフィンで日焼けしやすい理由です。水中は深さや水面の状態にもよりますが、UVが侵入しにくいと考えられます」
手の平や唇、頭皮は日焼けしない?
「どれも他の部位の皮膚より日焼けしにくいと言えます。手の平はまず、角質層が厚いので、そこでブロックできるし、メラノサイトの量が少ないので、メラニンも作られにくい。唇は他の部位に比べて代謝が早いので、メラニンが排出されやすい。頭皮はメラニンの塊である頭髪に守られているので、皮膚よりは日焼けしにくい。つむじや分け目は要注意」
日焼けしちゃったら、まずは何を?
「日焼けしてほてりのある肌は、例えるなら、火が燃えているような状態。とにかく冷やし、炎症を鎮めて、メラニンが作られる前に火消しをするのが大切。濡らしたタオルをのせたり、冷蔵庫で冷やしたシートマスクを使うのも◎ 抗炎症作用があるものなら、なお効果的です。ビタミンCサプリを飲むのもおすすめ。美白コスメはほてりが引いてから投入を」
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<span style="font-size: 10pt;">ADVISER: 高瀬聡子先生</span>
ウォブクリニック 中目黒総院長。皮膚科医。ドクターズコスメ〈アンプルール〉も手がける。最新著書は『ゆる美容事典』(講談社)。
Photo: Takemi Yabuki (W), Natsumi Kakuto (Matsukura, WOVE) Styling: Arisa Tabata Hair: kazuhiro naka (KiKi inc.) Make-up: Kie Kiyohara (beauty direction) Text&Edit: Nanako Koike