たるみを退治するためのプロダクトがリリースラッシュ!そこで、取り入れるメリットや選び方をドクターに直撃。
ドクターと考える“20代からのリフトアップ”
スキンケアNEWワールドvol.06
![1 蓄積している不要なタンパク質を浄化しコラーゲンの産生を促進するための新テクノロジーで、センシティブスキンにもエナジーを宿す。ヴァイタルスペリアローション 120ml ¥5,940(エトヴォス) 2 キュッとした頰とシャープな輪郭を叶えるためにオリジナルの高機能ペプチドなどを配合。アンフィネス アップサージ ソリューション BN 40 ml ¥11,000(アルビオン) 3 希少なバラの初つぼみをもとにした特許成分プレミエ ローズ ペプチドが、エイジングサインに働きかける。プレステージ ル ネクター プレミエ 30ml ¥88,000(パルファン・クリスチャン・ディオール) 4 細胞の休止期に産生が高まるリフトアップの鍵、コラーゲン6にフォーカス。有用エキスを時間差で浸透させる技術などでピンと張った肌へ。B.A グランラグゼ IV 50g ¥79,200(ポーラ) 5 繊維芽細胞の老化抑制をテーマにした再生医療発想。密着するおかげで、塗った瞬時に引き締まる感覚も! セラムラフェルミサンS n 40g ¥36,300(クレ・ド・ポー ボーテ) 6 ハリの不均一性を解消するべくオランダガラシ葉やゲットウ由来のエキスを投入。バウンス インテンス クリーム 50g ¥9,900(イプサ)7 酵母由来のピテラ™とキンレンカのパワーで、20代から70代の皮膚に存在する10年分の“エイジングの火種”をケア。スキンパワー アドバンスト エアリークリーム 80g ¥24,200(SK-II) 8 化粧品世界大会で最優秀賞を獲得した“ゆるみ”に関する4つの研究成果を応用。肌を持ち上げた状態を保つフォルムキープ成分もIN。トータル Vファーミングクリーム 50g ¥11,000(エリクシール)](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F11%2F231111_2.jpg&w=3840&q=75)
〈SK-II〉は20代から炎症老化が起こってたるみの引き金になることを発見。また〈イプサ〉は30歳以下でハリが不均一になることに着目するなど、早い段階で始まる“ゆるみ問題”が取り沙汰されている。気づかないうちに、顔の形の劣化が進行してる?
「実は生まれた瞬間からエイジングは始まっています。ただそれが見た目で顕著になるのは、骨・脂肪・筋肉といった“顔の中身”のボリュームが縮小し、真皮の生成力が低下する20歳を過ぎてから。特に今は、マスク着用で表情筋をあまり使わない期間が続いた後ということもあって、若い層でもたるみ悩みを抱える人が増えています」
つまりいまや誰にとってもリフトアップ・アイテムは必須。まず取り入れたいのはどんなタイプ? 「レチノールやナイアシンアミドをはじめ、表皮や真皮への働きかけが確実な成分を含むものは、効果を実感しやすいはずです。あと個人的に気になったのは〈ポーラ〉などが、引き締めまで視野に入れたプロダクトを発表していること。
これまではコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促してハリを出すというのがスキンケアの限界で、お肉をきゅっと減らすようなタイトニングはクリニックの領域と考えられてきましたが、メーカーの効果実証データを拝見していると、どうやら状況は変わってきているようなのです。引き締めが実現すれば小顔効果につながりますし、流行りの“中顔面短縮”を日々のケアで叶える、なんてことも現実的な話になる」
もはやイノベーティブなスキンケアが、旬な顔立ちづくりにも欠かせない時代に!?
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教えてくれた人 髙瀬聡子先生
たかせ・あきこ>> 皮膚科医、日本皮膚科学会正会員、ウォブクリニック中目黒総院長。『ゆる美容事典 「ほどほど」「ズボラ」で美肌を手に入れる』(講談社)などスキンケアに関する著書も多数。
Photo: Hikari Koki Text&Edit: Chihiro Horie