2025秋、アートピースのような美しいコスメティクスを携えて、〈ルイ・ヴィトン〉は新たな旅に出る。メゾンの可能性をさらに広げる ビューティラインの始動は、どんな道を切り拓いてゆくのだろうか。
💅🏽BEAUTY
〈ルイ・ヴィトン〉色と輝きの未知なる航海
LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON

旅が育んだメゾンのエスプリが新たな美の価値を紡いでゆく
〈ルイ・ヴィトン〉を語るうえで旅というキーワードは外せない。1854年の創業当初から作られてきた、美観と機能性を両立したトランクやバニティケース。その多くは香水や化粧品を持ち運ぶべく考案されたというのだから、〈ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン〉の始動は100年の時を超えた必然の帰結と言える。
クリエイティブ・ディレクターを務めるのは、20年以上メゾンのファッションショーを手掛けてきたパット・マクグラス。この世界で最も影響力を持つメイクアップアーティストは、「真のラグジュアリーとは、ピグメントが肌に溶け込む感覚から、リップスティックを手にしたときの感触にいたるまで、あらゆるディテールにまでこだわりが詰まっていること」だと話す。その言葉どおり、質感や色彩はもちろんのこと、香りからキャップを閉めるときの音まで計算し尽くされた〈LV ルージュ〉は全55色。「LV」の文字がローマ数字で「55」を意味するのにちなんだシェードだ。 「存在を形づくるリップスティック。一筆で描かれるサインであり、女性が世界の中で自分を表現する方法」とパット。他にはリップバームとアイシャドウパレットがラインナップし、それらを納めるための革小物も誕生する。
洗練を極めたレフィラブルなパッケージは、コスメティクスという存在を使い捨てで終わらせない永続的なものに。メゾンの美学の全てを体現する色と輝きが、今、ビューティシーンという大海原に鮮やかな軌跡を描き出す。

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Photo_Keita Goto (W) Text&Edit_Yukiko Ogawa