仕事に遊び、そしておしゃれと、忙しくも楽しい毎日。そこに、メイクやスキンケアという小さな魔法をひと足し。手のひらサイズのアイテムが日常をブラッシュアップしてくれる。新連載 #あしたのコスメ では、明日を迎えるのが楽しみになる新作コスメを紹介します。
〈THREE〉がつくる光と影でヘルシーなメリハリ顔へ
連載「あしたのコスメ」vol.06
ツヤと血色、そして影で
生命感ある表情へ

ベースメイクとは結局、光と影の組み合わせに尽きるのかもしれない。色やツヤで凸凹をなくせば滑らかな質感を演出できるし、もともと持っている骨格に目がいくよう誘導するのも、光と影だ。そして、そこに肌色よりほんの少しだけ暖かい色を差せば、メリハリのある顔に生命感を吹き込むことができる。
愛され続けてきた名品がこの秋初のリニューアルを迎え、新発売となった「THREE シマリング グロー デュオ R」。右側のハイライターはうるむような艶めきを、左型のチークベースは血色感をもたらす。アルガンオイルやホホバ油が配合され、粉っぽさはなくただただクリーミーな質感。
ニュートラルで毎日活躍しそうな01と、透明感を引き出すカラーの02の2種のうち、01をセレクト。まずはチークベースを頬全体に馴染ませる。赤でもピンクでもオレンジでもなく、ただ「血色感」と呼びたくなるような色味。それから、頬骨の上部にハイライターを置いてみる。指でやさしく重ねるたびに、光が集まってくるよう。鼻筋や唇のヤマにも使うと、上品なツヤによってメリハリが加速。これがチークベース部分と合わさって、表情がぐっと立体的になる。
ちなみに、まぶたにチークベース、目頭にハイライターを乗せればこれ一品でアイメイクも完成してしまう。

次に手に取るのは、「THREE ディメンショナル シェイディングワンド」。シェイディングと聞くと、バキッとしたコンサバメイクを想像しがちだけど、これは違う。スティックタイプで、カジュアルにそして少しずつ影を仕込めるのだ。頬骨の下部分やフェイスラインにさっと線を描いて、指でぼかしていく。ブラシもテクニックもいらない、この気軽さがありがたい。温かみのあるトープカラーが本当に自然に肌に溶け込んで、力みなく輪郭が際立つ。「しっかりお化粧しました」という見え方には決してならず、きゅっと引き締まった小顔が叶うのが嬉しい。
肌の色ツヤやメリハリのある顔立ちは、さりげない“美人印象”を導くもの。あえて他のポイントメイクを加えずに仕上げてみても、ヘルシーな魅力のなかに洗練も感じさせる表情に。スウェットなどカジュアルな格好の日にも合わせてみたい。
Photo_Kanta Torihata Text&Edit_Motoko KUROKI