クールなカラーレスメイク。キラっとした質感をプラスすれば、思わず吸い寄せられる色気も備わります。
ニッポン美人化計画 クールなカラーレスメイク
今月のミューズが生まれるまで
長浜優奈さん
「EditReal」エディター
2018. 3. 7 at Shirokanedai Photo: UDA
ガウン*価格未定(ジェフリー ビー スモール | ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店)/レースガウン ¥16,000(ヴィオレット ルーム)/タンクトップ ¥9,000(セブン ルームス | クォータリー 青山店)
撮影に赤いロングセーターで現れた長浜さん。すっぴんで服を着こなすこなれ感や編集業というプロフィールからUDAさんが受けた印象は、知的なファッションを好む人。
「そんな人だから、ちょっと早めのトレンドもぴったりはまるのではないかと。今気になっている静かな色気をテーマにしてみました」(UDAさん)
最初に決めたのは、彩度を落とした血色レスなリップメイク。
「シルバーのパウダーを仕込み、温度感を抑えたグレー系に。スタイリングした小花柄の服のフェミニンさを凛とさせます」(UDAさん)
目元も同様に色を抑えてブラウンをベースに。瞼中央にはシルバー、睫毛には光沢ブラウンと、メタリックな質感をちりばめた。
「質感のさりげない違いを利用することで、パッと見に目立たないけれど、惹きつけられるポイントができあがります」(UDAさん)
リップメイクは、下地にシルバーのパウダー(1の中央)を指で薄く塗り、上からごく薄いラベンダーのリップカラー(3)を重ねて、グレイッシュな色合いに。目元は、マットなブラウンをアイホール全体と、目頭側は鼻筋の脇までノーズシャドウのように塗る。上瞼中央はブルー(1の左上)、シルバー(1の中央)の順に重ね、シルバーのみ小指で下睫毛の生え際にも塗る。上下の睫毛には、艶やかなブラウン(2)を。ファンデーションは塗らず、鼻の周りなど赤みが気になる部分にコンシーラーを使う。鮮やかなピンクのチークを頬の高い位置や頬の凹んでいる部分に入れ、ナチュラルな肌に。ネイルは、ほのかに女っぽさを感じるプラム(4)をセレクト。
- 1
夏の光に映える5色。左上のグレイッシュブルー&中央のシルバーを使用。パレット アーバンエスケープ ¥7,900*5/1限定発売(イヴ・サンローラン・ボーテ)
- 2
ビニールのような光沢感。マスカラ ヴィニルクチュール #4 ¥4,400(イヴ・サンローラン・ボーテ)
- 3
透け感のあるシアーラベンダー。リップスティック #9412 ¥3,300*5/18限定発売(NARS JAPAN
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透明感がありながら、深みもたたえたプラムカラー。ヴェルニ ロング トゥニュ #628 ¥3,200(シャネル)
UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティや著名人を手がけるほか、舞台のメイクプランニングも。本企画ではディレクションから担当。作品のアーカイブも見られるHPがオープン!uda-kesho.com/top
美人化は次のステージへ!
GINZAでの「ニッポン美人化計画」は今回で最終回。ありがとうございました! 今後は、GINZAを卒業し、形を変えた新たなプロジェクトとして始動します。詳しくは、mekashi.jpへ。