人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その15
「実家で夏のバカンスを過ごす、女優になる」
●実家は世界一のパワースポット。
いい? アンタたちったら、まったくわかってない! 夏休みに女優が行くべきパワースポット? そんなもん実家に決まってるじゃない! 家族と複雑な事情があるという方には無理を申しません。でも、それ以外の方々にとっては、セドナや伊勢神宮以上にエネルギーをチャージしてくれるのが実家なの。なにしろ、あなたという大女優をこの世に創造した親がいる場所なんだから。そのパワーたるや、本当のところ、ものすごいんです。これまでは「お母さんのごはんが食べたい」「また結婚を急かされる」「兄弟がうざい」みたいな感覚で実家に帰ってたひとも多いと思うけど、今後はお詣りするつもりの、ありがたい気持ちをもって帰ってほしいわけ。おみやげを買うときは、神聖な場所に捧げるお供えを買うつもりで選んで。兄弟姉妹が結婚して親と同居しているなら、そちらは神社でいうなら摂社・末社にあたるから、もちろん、そちらにもお供えを。姪っ子や甥っ子の分もお忘れなく! そうね、今回は女優のルーツとされる、神殿の巫女でも演じるつもりでいろいろやるとうまくいくかも。
●現役女優として、エネルギーのお返しを
で、1回は家族の夕ごはんをつくって、ご馳走してほしい。家という神殿は子どもがいるときは若いエネルギーがどんどん溢れているけど、子どもが独立して家から巣立って、親が年老いていくと、家のエネルギーもちょっとずつ枯れていくのね。そこであなたが、ごはんをつくって、親に食べてもらうことは実家というパワースポットにエネルギーを与えることになるから。大女優になるほど、ボランティアに力を注ぐようになるけど、それと一緒だと考えるといいかも。