GINZA6月号「クローゼットスナップ!」から、編集Yのこぼれ話をお届けします。
GINZA6月号「クローゼットスナップ!」のこぼれ話
16組のファッショニスタたちに取材。
都内を中心に、国内16軒のクローゼットを取材した今号。どんなに部屋のインテリアにこだわっていても、収納スペースの中身まで公開できる状態の方たちはそう簡単に見つかるものではなく……数名の担当編集が苦労の末にたどり着いた16組のファッショニスタたちのクローゼットは、服への愛情と個性にあふれた、魅力的な空間ばかりでした。
私はそのうち4軒を担当したのですが、取材を通して気づいたのは「まず“心から気に入っているものだけを手元に置く”ことから全てが始まっている」ということ。所有しているファッションアイテムをとても大切に思い、丁寧に扱っているからこそ、その洋服たちが気持ちよく休息をとれるよう収納空間も整える。その思考回路が、美しく機能的なクローゼットを生み出すのだなと実感しました。
特に驚いたのが、インテリアスタイリストの守真史さんのバッグ収納。寝室の奥にしつらえたいわゆるクローゼットの撮影を終え、改めてお話を伺い始めた時のこと。あちこちに素敵なオブジェが飾られてるな、と思っていたものが実は守さん自作のバッグだったことが判明! 普段はインテリアとしてリビングに置きつつ、カバンとして日常使いもしているのだとか。デザインが美しいものは置く場所を選ばないという実例を目撃し、スタッフ全員が自分のモノの選び方をつくづく省みた1日でした。
(編集Y)
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