週末に新作映画を朝から晩まではしごするのが私のライフワークのようなものですから、今回の映画特集は、作っていてとにかく楽しかったです。何より製作期間の2ヶ月間、編集部での会話のほとんどが映画の話題になっていたのもとても心地よかった。みんな、普段からもっと映画の話をしようよ!と心から思ったのでした。
さておき、前職のポパイ編集部でもあの手この手で映画特集を作ってきた経験を、女性誌でどう生かすか?そこに注力した特集でした。タイトルにもある通り「女性のための映画特集を」という想いはブラさずに企画を作っていきました。昨今、私の好きなエグめのホラーや脳筋系アクションを劇場に観に行っても、嬉しそうに席に着く女性のお客さんを多数見かけますし、もはやジャンルと性別は関係ありませんが、女性誌でしかできないこと、女性誌だからこそ響くテーマやジャンルを思いつく限り詰め込んだつもりです。
ブックインの「ラブコメ完全読本」はGINZAにこそハマる内容だと前々から思っていて、ポパイの頃からお世話になっていたライターの鍵和田さんとタッグを組んで、濃厚なラブコメガイドに仕上げられたと思います(細かいので覚悟して!)。また、昨今活躍が目覚ましい若手の女性監督取材では、私が昨年大ハマりした『SCRAPPER/スクラッパー』のシャーロット・リーガン監督のインタビューもできました。これから公開の新作は、いろいろな意味で強い女性主人公の作品が多かったりして。「女性のための映画特集」をテーマに作るには話題に事欠かない良い時代だなと改めて思った次第です。






