『ウェア・ポリー・ピープル・ゴー・トゥー・リード』
ガス・ダパートン
近年のUS音楽シーンの中でも特に尖った個性の新人、NY生まれのガス・ダパートン。昨年Netflixのドラマ『13の理由』シーズン2のサントラに起用された楽曲がヒット。ユニークな髪型やファッションも注目され、現代のユース・カルチャーのアイコンに。私生活の浮き沈みを反映したというデビュー作では話をするように、時に声を荒らげながらむき出しのざらついた感情を歌う。カリスマを感じさせる佇まいは是非MVで。11月の来日公演が待ち遠しい。
(Beat Records)
『ハイパーソニック・ミサイル』
サム・フェンダー
男友達が自殺した体験から“男らしさという毒”について考察した楽曲で耳目を集めた、UK出身24歳のサム・フェンダーのデビュー作。全英ツアーは即完、批評家賞を受賞するなど存在感が増す彼の魅力は、伸びやかなヴォーカルと胸を打つメロディ。そして社会問題を歌いながら自分自身を見つめるジャーナリスティックな観察眼。世界的なブレイク間違いなしと囁かれる中、8月にはサマーソニック出演のため初来日予定。これは観ないと。
(ユニバーサル・インターナショナル)
『Songs of Innocence & Experience』
DYGL
「これ日本のバンドなの?」というサプライズから、聴くうちに出どころなんて関係なく音楽そのものに夢中にさせてくれるDYGL(デイグロー)。現在はイギリスに拠点を移し自分たちのフェイバリットにより忠実に、世界を舞台に躍進中。センスあふれるギターフレーズや洗練されたメロディで、何でもない日常を特別なものに変えるゴキゲンな2ndアルバム。ピュアなロックンロールで気持ちよくなりたかったら、彼らに任せておけば間違いない!
(Hard Enough / ULTRA-VYBE)