幼い頃から聴いている曲や生き方を教えてくれた曲。最近気になっているミュージシャンなど。2020年のいま、音楽を語る上で欠かせない敬愛するアーティストと好きな曲を聞きました。
アーティスト
SHISHAMO
曲
「熱帯夜」
幼い頃から聴いている曲や生き方を教えてくれた曲。最近気になっているミュージシャンなど。2020年のいま、音楽を語る上で欠かせない敬愛するアーティストと好きな曲を聞きました。
アーティスト
SHISHAMO
曲
「熱帯夜」
ときめきも落ち込んでいるときも
いつも寄り添って教えてくれる
バンドの音楽が好きなのでミュージシャンへの憧れもあって。高校時代は軽音部に入ることもちょっと考えたんですが、やっぱり私には向いてないなと思って演劇部に入りました。その軽音部は学校内でイケてる子たちが入る部活だったこともあり、恋愛でもゴタゴタしてたんですよね。私は穏やかに過ごしたいタイプなので(笑)。
そんな私がよく聴いているのはSHISHAMOさんです。全部共感できるというか、女子っぽいんだけど、少しひねってる歌詞も面白くて。聴いていると、自分では考えたことのない部分を突っつかれるような感じがするんです。曲に励まされて、私は今、落ち込んでるんだなって気がついたり、私もこういう瞬間があるな、自分だけじゃないんだってことを他の人の言葉で意識したり。なんだかひとりぼっちの気分の時にも、宮崎朝子さんの声に癒されるんです。
朝イチの撮影前や、仕事が終わってからも、その時ごとに色んな曲を聴いています。例えば、なかなか眠れない時には「昼夜逆転」や「私の夜明け」、いつも笑っている良い子でいられたらいいなと思う時には「笑顔のおまじない」とか。
恋愛ソングも素直にキュンキュンする曲が多くて、中でも「熱帯夜」がオススメ。男女それぞれの目線で書かれた歌詞なんですけど、付き合いたてのふたりなんだろうなっていうこそばゆい感じがいいんですよね(笑)。《君は私に会いたくないかな》って歌詞とか、誰でもこういう気持ちって経験ありますよね。「会いたい」って言うのは勇気がいるし、むこうはそうじゃないかもって思ったり、いちいち不安になったりする。一喜一憂が激しい恋の始まりの感じが伝わってきて。最後の《会いに来て》の歌い方とか、すごく可愛い。音楽を聴いている時ってやっぱり、その曲の主人公になったような気がするんですけど、SHISHAMOさんは特に女の子気分が高まります。
そう言えば、高校時代はよくKANA-BOONさんを聴いていました。今、話してて思い出したんですけど、軽音部で好きな男の子がいて、その子がKANA-BOONさんを歌ってたから聴いてたんでした(笑)。私がバンドの音楽が好きなのも、かなり影響を受けたかもしれません。
自分のオススメの音楽を誰かに紹介するのって、頭の中を見られるような感じがして何だか恥ずかしいですよね。特に私はSHISHAMOさんを聴いているようなイメージで見られていないかも……(笑)。お仕事で役に集中しているときはあまり聴かないんですけど、プライベートでゆっくり自分のことを考えたり、リラックスする時に寄り添ってくれるのが私にとっての音楽なんです。
1997年2月5日生まれ、大阪府出身。11月15日に主演映画『わたしは光をにぎっている』が公開。旬な透明感を放つ女優。