思わず笑顔になってしまう、ポップで色鮮やかなラグアイテムを発表しているぱくちーひとみさん。「Love yourself.(あなた自身を愛して)」という言葉をコンセプトにする彼女の作品は、どのようにして生まれるのか。クリエーションの源であるアトリエを訪ねました。
ハッピーな気持ちになれる、ぱくちーひとみのタフティングアート
![ハッピーな気持ちになれる、ぱくちーひとみのタフティングアート](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F02%2F7f4d1000e9e7c29c857aada118328a08.jpg&w=3840&q=75)
海外のお菓子のような色合いに、キャッチーな絵柄。ぱくちーひとみさんは、独自のカルチャーをぎゅっと凝縮したタフティングを得意としている。そして、床に敷くインテリアとしてのラグをアートとして昇華した、日本では有数のアーティストでもあるのだ。
「興味を持ったのは3年ほど前。おうち時間が増えた頃、偶然ネットで見た海外のタフティングに一目惚れして、すぐに挑戦してみました。アメリカのメーカーから機材キットを買って、YouTubeをお手本に見様見真似でやってみたのが始まりです。最初はうまくできなかったけど、コツを掴んでからは楽しくって!あれも作りたいこれも作りたいと、次々と意欲が生まれました。そこから1年後、スニーカーショップのアトモスさんにお声がけして、個展に出展したことから今の活動に至ります」
「タフティングは絵型があれば何でもできる、自由度の高さが魅力。最初はハードル高く感じますが、本当に楽しいです。私はピンクと紫、グリーンが大好き!基本的にはこの3色がメイン。作品のサイズも様々ですが、大きい方が達成感があるので、鏡やラグなどを作っている時間は常にワクワクします」
「私はもともと、レジンや陶芸など別の手法で表現していたんです。それがタフティングに出合って、アウトプットの切り口が変わっただけ。だから5年後は一体どんなことをやっているか、自分でも想像できないんですよね(笑)。好きになったらまず行動に移してみる。それが大事なのかなって。今はステンドグラスに挑戦中。1日が48時間あったらいいですね、本当に!」
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![ぱくちーひとみ](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F02%2Faaa30aa9378eeadd48a970da7db56276.jpg&w=3840&q=75)
ぱくちーひとみ
タフティングやレジン、陶芸など手法を問わずさまざまな表現でアートを生み出すアーティスト。オーダーアクセサリーのブランド〈89xiiitokyo〉のディレクターや、中目黒にあるSORATOBU tufting srtdioの特別講師など、多岐にわたる活動を行なっている。
Instagram>>@hitomi_1054/