WOWOWで7月22日から始まった『ツイン・ピークス The Return』。 その音楽を原宿のレコードショップ、ビッグラブの仲真史氏がガイドする。
音楽で観る!? 新作『ツイン・ピークス』レコードショップ、ビッグラブの仲真史氏のガイドでご紹介

1990年にアメリカで放送開始され、当時ここ日本でもレンタルVHSは常に貸し出し中というほどの爆発的な人気を誇ったドラマ『ツイン・ピークス』。『エレファント・マン』(81)や『ブルーベルベット』(87)で知られるデヴィッド・リンチが製作総指揮を務め、ミステリー、昼ドラのような恋愛模様、オカルト要素をミックスし、多くの人々を虜にした海外連続ドラマの先駆け的作品だ。そんな前作から25年を経て、オリジナルキャストとともに『ツイン・ピークス The Return』としてカムバックした。今作でも、音楽好きで知られるリンチならではの演出は変わらず興味を惹くもので、かねてから交流があるナイン・インチ・ネイルズなど、監督本人が選んだミュージシャンたちが劇中でライヴを披露している。そこで関連のレコードを早い段階から仕入れていた原宿ビッグラブのオーナー、仲真史氏にゲスト出演するアーティストやサウンドトラックの楽曲提供者について教えてもらった。
Uniform
『Wake in Fright』
「ナイン・インチ・ネイルズの音をストリートの感覚で鳴らすNYのユニット。本作から2曲サントラで使用されています」
Trouble
『Snake Eyes』
「ドラマのために結成されたインストバンドで、監督の愛息子ライリーがフロントマン。5話でのパフォーマンスをチェック」
Sharon Van Etten
『Are We There』
「USフォーク界を彩る美女のひとり。ブレないスタイルにリンチはグッときていそう。彼女の演奏で6話は幕を閉じます」
Au Revoir Simone
『The Bird Of Music』
「ソフィア・コッポラともつながっている、NYのエレクトロポップを奏でる3人組。今後エンディングでライヴもするそう」
Chromatics
『Shadow』
「シャネルからもラブコールを受ける、シンセポップバンド。この12インチの表題曲が2話で使用されています」
WOWOWプライムにて二ヶ国語版は毎週土曜21:00より、字幕版は毎週金曜23:00より放送中。9/22・23:20からは、まだ間に合う! 第1章〜第8章一挙放送決定。
Text: Ayana Takeuchi