史上最年長優勝を果たしたサルゴリラ(右・児玉智洋、左・赤羽健壱)
10月21日(土)に放送された『キングオブコント2023』(TBS)で、史上最高得点を叩き出し、史上最年長優勝を果たしたサルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)。優勝記者会見の様子を織り交ぜながら、彼らのこれまでの軌跡を、ライター・釣木文恵が振り返ります。
周りの芸人から愛され、慕われてきた最強コンビの優勝記者会見レポ
史上最年長優勝を果たしたサルゴリラ(右・児玉智洋、左・赤羽健壱)
10月21日(土)に放送された『キングオブコント2023』(TBS)で、史上最高得点を叩き出し、史上最年長優勝を果たしたサルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)。優勝記者会見の様子を織り交ぜながら、彼らのこれまでの軌跡を、ライター・釣木文恵が振り返ります。
「楽しかったです、とにかく」
優勝が決まったわずか10分後、会見場でコメントを求められた王者の第一声は弾んでいた。
10月21日(土)に放送された『キングオブコント2023』。第16代チャンピオンに輝いたのは、結成7年目のサルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)の二人だった。「自分たちの好きなネタをやろう」と決めて挑んだという初めての決勝で見事優勝を果たした。
コンビ結成7年目といっても、芸歴20年目、ともに今年で44歳を迎える“若手ベテラン”。しかも二人は高円寺で生まれ育ち、幼稚園から一緒の40年来の幼なじみ。
別のトリオを経て、後に家事えもんとして人気を博すこととなる松橋周太呂と2006年からトリオ・ジューシーズとして活動を始めた2人。パンサー、ジャングルポケットとともに深夜番組のレギュラーを持ち、劇場でも人気は上々。『キングオブコント』では5年連続準決勝まで駒を進めるも、あと一歩決勝には届かず。結成10年目となる2015年に解散した。
残った二人は解散と同時に改めてサルゴリラを結成。名付け親は児玉と親交が深く、一時期はルームシェアをしていたこともあるピース・又吉直樹。以来、劇場を中心に活動し、コントの腕を磨き続けてきた。
Photo: Hiromi Kurokawa Text: Fumie Tsuruki Edit: Yukiko Arai