12月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする映画をご紹介。
アキ・カウリスマキ監督最新作『枯れ葉』
12月のG’s FILM REVIEW
『枯れ葉』
引退宣言したはずのアキ・カウリスマキの新作は、孤独を抱えながら働くミドルエイジの男女の不器用なラブストーリー。『TOVE/トーベ』のアルマ・ポウスティと『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』のユッシ・ヴァタネンが、惹かれ合いながらもすれ違いまくる二人を、哀愁とチャームを交え好演。紛争や戦争のニュースで絶望が押し寄せても、理不尽な状況で酒に呑まれても、正直に少しのユーモアと愛をもって今を生きてさえいれば、人生は続く。
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『枯れ葉』
12月15日(金)よりユーロスペースほか全国ロードショー
監督・脚本:アキ・カウリスマキ/撮影:ティモ・サルミネン
出演:アルマ・ポウスティ、ユッシ・ヴァタネン、ヤンネ・フーティアイネン、ヌップ・コイヴ
第76回カンヌ国際映画祭審査員賞
2023年国際批評家連盟賞年間グランプリ
2023年/フィンランド・ドイツ/81分/1.85:1/ドルビー・デジタル5.1ch/DCP
フィンランド語/原題『KUOLLEET LEHDET』/英語題『FALLEN LEAVES』
配給:ユーロスペース 提供:ユーロスペース、キングレコード
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