1月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする新刊をご紹介。
🎨CULTURE
1000点以上のタイルを撮影した貴重なアーカイヴ『台湾 和製マジョリカタイルの記憶』
1月のG’s BOOK REVIEW
『台湾 和製マジョリカタイルの記憶』
康鍩錫
![(大洞敦史訳/TWO VIRGINS/¥2,420)](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F01%2Fc995de12e8e07a8fdad0730f9a12f01a.jpg&w=3840&q=75)
大正から昭和初期にかけ、ヴィクトリアンスタイルを模して作られた多彩色の和製マジョリカタイル。日本統治下の台湾でも好まれ、財力を誇示する効果もあり流行するが、その期間はわずか20年ほどだった。歴史文化研究者の著者が長年かけて各地を訪ね歩き、1000点以上のタイルをカメラに収めた貴重なヴィジュアルアーカイヴ。クラシカルな色合い、さまざまな動物や植物の意匠に時間を忘れて見入ってしまう。
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Recommender_北村浩子
今月印象に残った一文。《自分の目の前では、悲しいことが起こってほしくないっていうのがあるよね》(『共に明るい』より)