1月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする展覧会をご紹介。
🎨CULTURE
工業素材に独自の詩情をのせた作品が並ぶ『倉俣史朗のデザイン ─記憶のなかの小宇宙』
1月のG’s ART REVIEW
倉俣史朗は、1960年代以降世界的に高い評価を受けた伝説のデザイナー。アクリル、ガラス、建材用のアルミなど、従来の家具やインテリアデザインの世界では用いられなかった工業素材に独自の詩情をのせた仕事は、大きな注目を集めた。その知名度に比べて国内で紹介される機会が少なかった倉俣の回顧展では、作家の内面や思考による“倉俣史朗自身”を軸として、初期から晩年までの作品を展観する。今なお新鮮さを放つ、倉俣独自の美を味わいたい。
ℹ️
『倉俣史朗のデザイン ─記憶のなかの小宇宙』
会期:開催中〜1月28日(日)
場所:世田谷美術館
🗣️
Recommender_柴原聡子
デザインやプロダクトに関わる展覧会が重なった今回のセレクト。モノの価値が揺らぐ今、「工業化」の意味をあらためて考えてみたい。