2月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする映画をご紹介。
🎨CULTURE
証人は視覚障がいをもつ11歳の息子だけ。カンヌ最高賞を受賞『落下の解剖学』
2月のG’s FILM REVIEW
『落下の解剖学』
フレンチアルプスの山荘から男が転落死し、当初は事故かと思われたが、人気小説家でドイツ人の妻サンドラに殺人の疑惑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいをもつ11歳の息子だけ。言語や文化の違いが生む盲点を浮き彫りにする法廷劇で問われるのは、夫婦間における客観的真実。ジュスティーヌ・トリエは、カップルの関係性を判断する難しさを巧妙に描き、カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。女性監督としては、史上3人目となった。
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