7月17日(水)に東京・サントリーホールで『交響ラップ~クラシックとラップが挑む未知の領域〜』が開催。クラシック音楽とヒップホップが融合する一夜に。
クラシックとヒップホップが融合する『交響ラップ』
パシフィックフィルハーモニア東京の演奏と、呂布カルマやNENE等がコラボ
著述家やプロデューサー、ときには“おしゃべりカルチャーモンスター”など、あらゆる顔を持つ湯山玲子さん。『ベルばら舞踏会』や『ツバメ・ノヴェレッテ』『こどもクラ』などの仕掛け人としても有名だ。
そして、今夏、新たに彼女が手がけたのは、クラシックとヒップホップという2つの音楽ジャンルを掛け合わせた前代未聞のイベント。その名も『交響ラップ』。
オーケストラの生演奏をバックトラックにさまざまなラッパーたちがリリックをのせていく、という画期的なコンサートが行われる。
クラシック界からは、原田慶太楼を指揮者に迎え、「パシフィックフィルハーモニア東京」が演奏。ヒップホップ界からは、呂布カルマ、菊地成孔、志人、NENE(ゆるふわギャング)、HIDENKA、DOTAMA、HUNGER(GAGLE)が参加する。
注目は、若手作曲家、梅本佑利が本公演のために書き下ろした委嘱作品『ラップバトルのためのスーパー・サンプリング クラシック・ボム』。この新曲に合わせて、DOTAMAとHUNGERのふたりが対面で交互にバトルを繰り広げていく。
「オペラ歌手がオーケストラをバックに歌うソロコンサートの歌唱部分が、ラップにすげ変わったようなスタイルを想像してみてください。ライム(詩)の世界観によっては、モノオペラのような表現が成立していくことでしょう」と湯山さん。
果たして、どのようなラップバトルが生まれるのか。当日まで想像もつかない。
ℹ️
【爆クラ presents 交響ラップ ~クラシックとラップが挑む未知の領域〜】
日程_2024年7月17日(水)
時間_開場18:15/開演19:00
会場_サントリーホール
住所_東京都港区赤坂1-13-1
料金_S席 ¥7,000、A席 ¥5,500、B席 ¥3,500、C席 2,500円 (残席僅少)*全席指定
【出演】
N/K a.k.a.菊地成孔、志人、呂布カルマ、NENE(ゆるふわギャング)、HIDENKA、DOTAMA、HUNGER (GAGLE)
指揮_原田慶太楼
演奏_パシフィックフィルハーモニア東京
プロデュース・MC_湯山玲子
【プログラム】
N/K a.k.a.菊地成孔 × 林光 / 映画『秋津温泉』より「ラストシーン・新子の死」
志人 × ベートーヴェン / 交響曲第7番 イ長調 作品92 より 第2楽章
呂布カルマ × サティ / 3つのジムノペディ より 第1番「ゆっくりと悩める如く」、第3番「ゆっくり、厳かに」(ドビュッシーによる管弦楽編)
NENE(ゆるふわギャング) × 坂本龍一 / Anger - from untitled 01
HIDENKA × ホルスト / 組曲『惑星』 作品32より 第1曲「火星 戦争の神」
DOTAMA、HUNGER (GAGLE)× 梅本佑利 / 委嘱作品「ラップバトルのためのスーパー・サンプリング クラシック・ボム」
*プログラムは予告なく変更になる可能性あり。
Text_Nico Araki