GINZA編集部が、新作映画3作品をレビュー!今月何を観ようか迷ったら、こんな作品はいかがでしょう?
10月に観たい映画
今月のGINZA編集部レコメンド
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『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
『そこのみにて光輝く』(14)、『きみはいい子』(15)などの作品を手がけた呉美保の、9年ぶりの長編監督作。きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子ども=コーダとして生まれた作家の五十嵐大による自伝的エッセイが原作。主人公・大(吉沢亮)と彼を取り巻く家族の葛藤、孤独、そして続いていく人生を丁寧に映し出す。ろう者の当事者である俳優が演じる登場人物たちの、手話という視覚身体言語の豊かさ、ユーモア、個性に魅了される。
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illustration_Yousuke Kinoshita