服づくりの着想源、ファッションウィークにショーで出合った曲、あの映画のワンシーン……。国内外で活躍する8名に、オリジナルのソングリストを作ってもらいました。#デザイナーのプレイリスト
Spotifyで聴ける「デザイナーのプレイリスト」vol.3
柳川荒士〈ジョンローレンスサリバン〉
柳川荒士〈ジョンローレンスサリバン〉
「印象的なシーンで流れる好きな映画音楽」
01 Funeral Of Queen Mary March from “A Clockwork Orange”
Gonzalo Schafer Canobra, Wendy Carlos 『A Clockwork Orange』
02 Shitlist L7 『Natural Born Killers』
03 Lust for Life Iggy Pop 『Trainspotting』
04 I Put a Spell on You
Screamin’ Jay Hawkins 『Stranger Than Paradise』
05 You Never Can Tell Chuck Berry 『Pulp Fiction』
06 Little Green Bag
George Baker Selection 『Reservoir Dogs』
07 On Ne Change Pas Céline Dion 『Mommy』
08 Lilies Of The Valley Jun Miyake 『Pina』
09 Love Theme From “The Godfather”
Nino Rota, Carlo Savina 『The Godfather』
10 Shape Of My Heart Sting 『Leon』
11 Just Like Honey
The Jesus and Mary Chain 『Lost In Translation』
12 Where Is My Mind? Pixies 『Fight Club』
13 Golden Brown The Stranglers 『Snatch』
14 This Time Tomorrow
The Kinks 『The Darjeeling Limited』
15 You’re so Cool Hans Zimmer 『True Romance』
「聴くたびに情景が思い浮かぶ、インパクトのある映画使用曲をセレクトしました。02は、オリバー・ストーン監督の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の冒頭から。場末のダイナーで、主人公マロリーがこの曲を歌いながら、セクハラ発言をした男性陣を華麗にノックアウト!リュック・ベッソン監督・脚本の『レオン』からは、エンディングテーマの10をピックアップしました。歌詞に描かれた男と殺し屋レオンの姿がリンクし、哀愁漂うラストを演出しています。どれも心に残った一場面から選んだので、僕にとって何かしら喜怒哀楽のようなつながりのあるプレイリストになっていると思います」
最後に、普段から使っているオーディオも教えてくれた。クリアなサウンドが特徴の、ロンドン生まれのメーカー 〈Nothing〉の「Ear(2)」とのことだ。
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柳川荒士
やながわ・あらし>> 2003年、テーラードを基軸にしたメンズウェアブランドとして〈ジョンローレンスサリバン〉を始動。2010SSよりレディスラインもスタートし、強さとエレガンスが同居する男性像を主眼に置きながら、常にテーラードスタイルの可能性を追求し続けている。
Illustration_Sakuko Ishiwata Text&Edit_GINZA