GINZA編集部が、新譜3曲をレビュー!今月何を聴こうか迷ったら、こんな曲はいかがでしょう?
12月に聴きたい3曲
今月のGINZA編集部レコメンド

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『HOSONO HOUSE COVERS』
Various Artists
発売から51年経った今も、世界中にひらめきを与え続ける細野晴臣のソロ1作目を、氏を敬愛する国内外の音楽家たちがカヴァー。安部勇磨やmei eharaといった若手から、Mac DeMarcoやSE SO NEONら海外勢、Cornelius、矢野顕子などシーンの礎を築いてきた面々が自由な発想で再構築。これほどまでにミュージシャンのクリエイティビティを刺激する、オリジナルの普遍的な粋さを讃える名盤。
『ジ・オールド・カントリー 〜モア・フロム・ザ・ディア・ヘッド・イン』
キース・ジャレット・トリオ
1975年の『ザ・ケルン・コンサート』が、ピアノソロ作品史上最大のヒットとなったジャズ・ピアニスト。クラシックや現代音楽などから影響を受け、即興演奏で理想の音を追求した92年の伝説の音源『アット・ザ・ディア・ヘッド・イン』の続編は、10代で初めて立ったステージに30年ぶりに戻り、旧友のドラマーとのトリオで演奏した親密であたたかなライヴ盤。
illustration_Yousuke Kinoshita