登場人物たちのドラマを通じて、恋愛はもちろん、仕事、将来、人間関係…など、広く人生にまつわるさまざまな教訓をもたらしてくれるのも、ラブコメ映画を観る醍醐味。カルチャー通にして人生相談の名手であるコラムニストのジェーン・スーさんに、ギンザ読者が抱える5つの切実な悩みに効く、隠れた名作を教えてもらった。 #ジェーン・スーに聞いた人生に効く5つの映画
アラサーになり漠然と老いが怖くなりました。どういう心構えを持てばいいのでしょうか
あなたの悩みに、ジェーン・スーが映画を処方します
Q. アラサーになって漠然と老いが怖くなってきました。どういう心構えを持てばいいのか。不安だけが募ります。
A. 質問者さんは、老い自体ではなく、年齢を重ねた自分が幸せかわからないのが怖いのでは?『今宵、212号室で』のマリアは、婚外恋愛を重ねて自由奔放。決して物分かりがいいとは言えない。でも年齢を重ねたからって揺らぎを閉じ込める必要はなくて、誰かを傷つけて、彼女のように悩んだり後悔したりしながら生きるもの。後始末さえ自分でできればいいと思います。
Text_Emi Fukushima Edit_Keisuke Kagiwada







































