2025年7月30日(水)まで、原宿のギャラリー「ジョイント アラウンド ザ コーナー/JOINT AROUND the CORNER」で、アニメーションアーティスト山田遼志が初めての個展を開催中。
アニメーションアーティスト山田遼志が初個展を開催
原宿のギャラリー「JOINT AROUND the CORNER」に絵画や立体作品が並ぶ

多摩美術大学在学中の2010年よりキャリアをスタートさせた、アニメーション作家の山田遼志。世界最大のアニメーション映画祭である「アヌシー国際アニメーション映画祭」の短編部門をはじめ、さまざまな国際映画祭でのノミネートや受賞経験を持つ。
2018年には、文化庁の海外派遣研修員としてドイツへ渡り、ドイツアニメーション界の重鎮であるアンドレアス・ヒュカーデ氏に師事。帰国後は、国内外で活動の幅を広げ、近年ではKing GnuやMILLENNIUM PARADEなど著名アーティストのミュージックビデオのコミッションワークを精力的に行いながら、自身の作品制作を続けている。
そして今回、『CITYNESS-LaLaLa, BROTHERS-』と題し、初となる個展を開催。
“CITYNESS”は、“都市に生きるものの性質、またはその状態”を意味し、ムーブメントの交差点となるような形を目指したという。会場では、未発表のキャンバス作品や立体作品をメインに構成するほか、普段のアニメーション制作の根源であり、SNSなどでも発表しているドローイングの原画も含めた近年の作品を展示する。

今回展示される作品は、普段制作しているアニメーションと異なるアプローチが繰り広げられていて、絵画作品はダイナミックに、立体作品はよりシニカルに、ドローイングはより謎に、社会と距離をとりながら思索を深めている。従来のアニメーションとはまたちがった、新たな風景に出合えるはず。
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山田遼志
やまだ・りょうじ>>1987年生まれ。東京都在住のアニメーション作家。多摩美術大学大学院グラフィックデザイン専攻修了。文化庁芸術家海外研修員としてドイツに留学。株式会社mimoid設立に参加。広告映像業界などに携わりながら、作品制作を行う。「アヌシー国際アニメーション映画祭」をはじめとし、国内外で数多く上映歴を持つ。代表作にHunter(2017)、Millennium Parrade/Trepanation(2022)、KingGnu/PrayerX(2018)など。
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【RYOJI YAMADA Solo exhibition CITYNESS -LaLaLa, BROTHERS-】
日程_開催中〜2025年7月30日(水)
営業時間_12:00〜20:00
場所_JOINT AROUND the CORNER
住所_東京都渋谷区神宮前3-25-18 104 THE SHARE
*入場無料
Text_Nico Araki