焼きものやガラス、木工に金属にテキスタイルまで。昨今、手仕事のオブジェや工芸品を部屋に飾る人が増えている。同時に、フレッシュな感性でクラフトを作る新世代の作家も急増中。彼らは確かな技術をもちつつも、時代に寄り添うセンスと常識をくつがえす発想で、生き生きとしたアイテムを生み出している。そんなクラフトの魅力は、シンプルでも小さくても、存在感があること。リビングの床や窓辺に置くだけで唯一無二の彩りを添えてくれるし、キッチンや本棚にさりげなく飾れば、目に入るたび心が豊かになる。うれしいのは、まだまだ手に入れやすい価格のものも多いこと。GINZAが目利きした若手作家の、チャーミングな作品を紹介しよう。#新しいクラフトを創る23人
🎨CULTURE
飾れば部屋が変わる!新しいクラフトを創る23人 vol.4
漆で塗られたスケートボード!?etc.

高橋悠眞
漆で塗られたスケートボード!?
スケートボートに施されるのは、漆によるジャクソン・ポロックを思わせる抽象的なペインティング。歴史ある素材とストリートカルチャーを交えた高橋悠眞は、江戸時代に生まれた技法「変塗り」を用いる漆芸家だ。刀の鞘を塗るのにも使われ、色漆を何度も塗り重ね、研ぎ出して完成に導く。色が織りなすパターンは立体的で、光を受けて複雑な表情を描く。フェイク イット〈スケートボード〉H79×W22.5×D5cm ¥90,200(スペース大原)
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Photo_Ryuichi Adachi Styling_Yumi Nakata Text_Yoshinao Yamada
