待ちに待ったフェスシーズンが到来し、フジロックの初日まで1ヶ月を切った。現地で思い切り楽しむためにも、持ち物の準備は抜かりなくしておきたい。今年GINZA編集部からフジロックへの参加するエディター2人が厳選した10の持ちものを公開。
準備はOK?フジロック持ちものリスト10 〜エディターAK編

エディタ−AKはテック素材とスポーティなアイテムを中心に機能性重視のセレクト。
「普段のファッションは、落ち着いたシックなものが好み。その反動か綺麗な色に目がないので、ブライトカラーに引き寄せられていくことも。今回はフェスということで、明るい色や柄を投入して楽しげな雰囲気になるようアイテム選びを試みた」
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クライムジャケット
「インドアのフェス派だったので、野外フェスの突然降る雨が怖い。ひとまず、登山で使うパッカブルのクライムジャケットをバックパックに放り込む。赤×えんじという色の合わせが気に入っている愛用品だ。しかしこれでフジロックの豪雨に立ち向かえるのか。フェスお馴染みの丈が長いポンチョは背が低いので着るのは気が進まないが、購入するしかなさそう」
バックパックとショルダーバック
「長時間、野外にいるため荷物は少ない方がいいに決まっている。容量は25Lに収めたいということで、手持ちの一番小さいバックパックをチョイス。こちらも登山用があってラッキー。スマートフォンとお財布だけはすぐに取り出せるよう、ショルダーバックにまとめよう。色が黒×黒になったけど、素材感が異なるので良しとする」
サングラス
「ヘアメイクさんに『日焼けは目から。紫外線は眼球から入ってくる』と聞き、日中は太陽から目を死守しようと決心。今年、購入済みの本命サングラスを持っていきたいのが本音だけれど、万が一の破損と紛失を考え手頃な代打をゲット。さらに念のため失くさないように、ウッドビーズとガラスビーズの眼鏡紐、もといアイウェア リテイナーを装着」
ビニール製の小物入れ
「土砂降りだった昨年のフジロックを生き抜いた猛者たちが口を揃えて言うのは、『すべての持ち物はびしょ濡れになる』。それならばと家中のビニール製の小物入れを集結させ、ジップ付きビニール袋も大中サイズを購入。昨シーズンはファッションとしてのPVCを推し続けてきたが、今回ばかりは防水としてのPVCを紹介でき、塩化ビニールという素材の有り難さを身にしみて実感することに」
ハンド サニタイザー
「食事もトイレもきっと屋外になるはず。覚悟はできているが、手を洗えるとは限らない。つけるだけで手を消毒できるハンドサニタイザーをお守りとしてポケットに忍ばせておこう。アメリカに住む従兄弟にもらった無臭のジェルタイプ(左)とビューティーライターさんにいただいた、ペパーミントの香り付きの液状スプレータイプ(右)。いずれも肌に優しいオーガニック」
ショートパンツ
「GINZA6月号のショートパンツ特集を見て、今年の夏はショーツと決めている。本当は好きでたくさんアウトドアメーカーのショートパンツを持っているけど、デザインがランニングパンツ風のものが欲しくて購入。もちろん素材は雨に降られても大丈夫。これに汚れても悲しくならない開襟シャツとTシャツがあれば、4日間の長丁場も乗り切れるはず」
ワンピース
「ショートパンツもいいけれど、ワンピースも便利だよという情報が。気温差の激しい山の天気、寒くなったらさっと下に着込めるのがいいらしい。現場判断で、ワンピースの可能性もある。本当はお気に入りの一着を着たいがぐっとこらえて、リーズナブルなものと昔着たものをスタンバイさせておく。ワードローブの隅に追いやられていた、光が当たらない2着に思わぬ出番が訪れた」
ランニングウェア&レギンス
「気温が寒くなった時の緊急防寒アイテムとして、ランニングウェア&レギンスもバックパックにIN。冬場のランニングとヨガで使っていたレギンスは軽量だから邪魔にならない。機能性はもちろん、デザインも気に入っていて、様々なシーンに活躍してきたがまさか野外フェスに持っていくことになるとは。着古したら、また同じものを購入すると決めている」
レザーブーツ
「初参加ということもあり、一番悩ましいのが足元。タフなレザーブーツが第一候補。街っぽさもあり山々しくなりすぎないのがいい。ショートパンツでもワンピースでもコーディネイトの引き締め役として活躍してくれるはず。と言いつつ、素敵なデザインのトレッキングシューズをネットで発見し、ポチってしまったので本番までどちらを履くか悩むつもり」
スキンケアアイテム
「強い日差しと汗、そして日焼け止め。肌のダメージを考えて、優しいスキンケアセットを連れて行きたい。夜は、低刺激なつかい心地のクレンジグジェルと保湿ミルクで敏感肌を労る予定。リップグロスは、バニラの香りと保湿効果もいい感じ。見た目の可愛いさも嬉しい。この『素肌主義』を掲げるNY発のコスメブランドと運命をともにしたいと思う」
以上全て私物
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編集AK
ファッションエディター。スイス育ち、途中日本を挟んで、フランスに学ぶ。サッカーW杯で、日本、スイスとフランスがベスト16に進出したのが最近の喜ばしいできごと。一方、VETMENTSがスイスに活動拠点を移したのは驚き。