洋服や小物たちがスタンバイOKで出番をそっと待つクローゼットの中にはすてきな小宇宙が広がっています。おしゃれな人たちのクローゼットには好きなテイストや色、スタイル、参考にしてみたくなるようなヒントがいっぱい！
👗FASHION
屋根裏のウォークインクローゼットに詰まってる。マルコモンド・角末有沙さんの衣装部屋
角末有沙
MARCOMONDEディレクター
クローゼット壁面側の棚の上にはTシャツやボトムを畳んで。下にはバッグを箱で仕分けて取り出しやすく。一番奥にはニットなど今の時季は着ないものを。
「2年ほど前に越してきたんですが、このウォークインクローゼットの広さが決め手でした」と角末さん。屋根の勾配にそった作りつけの棚から奥へと続く空間。家族と暮らす彼女にとっては「自分だけのものを集めた唯一の場所」だ。ラックにはヴィンテージやブランドもののシックな柄の服が並ぶ。〈マルコモンド〉のソックスは棚の下の箱に。「ブランドを始めてから13年。やっぱり靴下が好きなので昔はクリアケース3個がすぐにいっぱいになってました。今はここに収まるよう、各シーズン1、2足に厳選しています（笑）」
今の季節は柄シャツにデニムを合わせたり、プリントパンツでミックスを楽しんだりすることが多いそう。真ん中の〈コム デ ギャルソン〉の開襟シャツは「もう20年ぐらい前のもの。ずっと愛用しています」。右の2枚はシルクの風合いもなじんできた〈ラ プレスティック ウィストン〉。
HAYのボックスにちょうど良い高さに収まったので、ソックスはこの4箱へ。左上が冬用で今は蓋を閉めてしまっている。右上はラメを色違いで、左下にはタビブーツにはくタビソックス。右下は選び抜かれた柄ものがラインナップ。「最近はラメばかりはいてます」
棚の上二段にはサングラスや時計、スカーフといった小物と、旅先で求めた陶器にピアスなどのアクセサリーを入れて。ブーツやパンプスなど、シューズの数足は玄関の靴箱とは分けてこの場所に。「靴から発想したソックスのラインもあるので、近くに置いてイメージを膨らませてみたりしています」
1階玄関脇の収納スペースにしまった靴。シューズボックスを統一してあるので、すっきり整理されている。中身を示すラベルやメモ書きも。
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角末 有沙
2007年に〈マルコモンド〉を開始。靴下をはじめウェアやアクセサリーなどを手がける。家族3人と愛猫2匹と暮らす。
marcomonde.jp
Photo: Reiko Touyama Text: Aiko Ishii
