Made in Japanのものづくりを続ける〈アーツ&_サイエンス〉。ジェンダーレス、ボーダーレス、ワークウェア、エスニックを基本理念にソニア パークがディレクションする服はモードやトレンドとは 少し違うところにある。けれど数多の“服好き”に愛されている。 自らの服づくり、おしゃれのポリシー…日頃から考えていることを徹底語り下ろし!
「一生ものなんてない!」ソニア パークと考える。服を着ること、服を買うこと – #07
同じ服を一生着続けることは、無理ですよね。外見は着れる状態だとしても、長い間しまっていると劣化します。それは繊維の性質上どうしても避けられないこと。いくらベーシックな服であっても、気分として遠ざかるというのもあります。服はいっぱい持っていても、クローゼットを開けるとなぜか「着るものがない」って思ってしまったり。飽きるというのも否めないですね。
ずっとつきあえないばかりか服は消耗品! そういう面はいつも意識しています。いつか去るもの、消えてもいいもの、なんです、服って。でも世に出す側としては消耗品としてではなくて、捨てられないものとして出したい……。それは譲れないポリシー。だからひとつひとつに気持ちも入ります。いいものは捨てたくはならないはず。捨てられないもの=美しいもの。美しいものしか世に出したくないという思いでいつもいるんです。
時間と服の関係は永遠ではないけど、すてきな瞬間をたくさん生んで、できるだけ長く存在できる服を生み出していきたいですね。
SPALWARTとのコラボスニーカー
毎シーズン好評のコラボレーション。昔ながらの製法で仕上げるスパルワートのスニーカーに、A&Sの生地を使用している。
左上・左下: Special MID各¥18,000、右上・右下: Marathon Trail 各¥40,000
(以上SPALWART for A&S | アンドショップ京都)
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Sonya Park
〈アーツ&サイエンス〉クリエイティブディレクター。2003年に自身が好きなものをそろえた〈アーツ&サイエンス〉を立ち上げる。日本 をはじめ世界中から選び抜いた作家や職人たちによる日常使いのクラフトを並べた「HIN アーツ&サイエンス 二条通京都」を10/22にオープンしたばかり。この店に隣接してジェンダーレス・ボーダーレスをコンセプトにした「&SHOP京都」も同時に オープン。現在、京都に3店舗、東京に7店舗を運営している。
www.arts-science.com
* Information *
William Welstead 10th Anniversary!
イギリス・コッツウォルズを拠点に独創的なジュエリーを展開するウィリアム・ウェルステッド。A&Sでの10年に渡る展開を記念して、ウィリアム ショップを期間限定でオープン。10点のスペシャルダイアモンドリングの他、様々な貴石を用いたジュエリーが一堂に!
http://arts-science.com/news/william-welstead-10th-anniversary/
AT THE CORNER by ARTS&SCIENCE
東京都港区南青山6-1-6 パレス青山109
03-6418-7960
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Noble Dogs by Domenica More Gordon
ス コットランドのアーティスト、ドメニカ・モア・ゴードンの企画展を先月オープンしたばかりのHIN / Arts & Science, Nijodori Kyotoにて開催中。1800年代後半のイギリスをテーマとしたフェルトワークのほか、オリジナルショートフィルムも。
http://arts-science.com/news/noble-dogs-by-domenica-more-gordon/
HIN / Arts & Science, Nijodori Kyoto
京都府京都市中京区木屋町通二条東入東生洲町482番地3角
075-253-6792
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Yaser Shaw/ Handmade stoles from Kashmir
今 年で3回目となる<Yaser Shaw>のトランクショーを、12月9日(金)から11日(日)の3日間、A&S青山と&SHOP京都にて開催。インド・カシミール地 方の伝統技術を守り、手紡ぎ、手織り、手刺繍のオールハンドメイドによって作られるYaser Shawのパシュミナストール。A&Sのテイストを取り入れた特別なラインアップを含む、約200枚のコレクションが一堂に会します。
http://arts-science.com/news/yaser-shaw/
A&S Aoyama
東京都港区南青山6丁目6番20号パシフィック青山 〒107-0062
03-3498-1091
&SHOP Kyoto
京都府京都市中京区木屋町通二条東入東生洲町482番地3
075-253-6792
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Photo: Satoshi Yamaguchi
Text: Chikako Hara
Cooperation: Yuriko E