Tシャツやパーカなどに代表されるカットソー。身近なアイテムだが、実は素材やパターンの奥が深い。中でもこだわりが光る国内ブランドを紹介する。つい今日も着たくなるヘビロテの秘密はいかに?
おしゃれカットソーブランド3選。毎日着たい極上の着心地
![おしゃれカットソーブランド3選。毎日着たい極上の着心地](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F12%2F6020d1c4a58f0c3c5cff9c7ff4af7088.jpg&w=3840&q=75)
COGTHEBIGSMOKE
有名セレクトショップのバイヤー、デザイナーとして活躍後、現在はロンドン在住のNORIKO.I。彼女と女友達との雑談を発端に、自分たちが本当に着たい服を作ろうと2019年2月にCollection01を発表。素材はジャージーだけ、サイズはワンサイズのみ。シーズンレス、エイジレス、トレンドレスといった「レス」から生まれるのは、ストレスなくゆるっと着られるのにモードな雰囲気。これまでは無難に方向転換を強いられ我慢してきたけれど、ここでは一切妥協なし。変える必要のないものだから定番として積み重ねていく、という言葉に真摯な姿勢とプライドを感じる。
ALWEL
ヤーモやサンダースなどの人気ブランドを多く取り扱う輸入代理店が2016年にスタートさせたオリジナルレーベル。ファッションを極めた女性が日常に着る、シンプルシックでほどよくアクティブな要素を感じるカジュアルだ。メインの素材は、シャリっとした繊細なタッチの強撚コットン。ドレープの美しさが生きるフロアレングスの半袖Tシャツドレスなど、ただのベーシックでは済ませないおしゃれ心をくすぐるアイテムがそろう。白・黒・グレーの定番色に差し込まれるシーズンカラーも気が利いていて、この春は、ヌードベージュ、ミントグリーンがお目見え。
smoothday
一度着たら虜になってしまう、シルクのようなしなやかな感触のコットン、コズモラマハイゲージ天竺。世界のラグジュアリーブランドも採用するこちらの素材を作るのは、1924年創業以来メリヤス(カットソー)生地製造ひと筋の小野メリヤス。スムースデイは同社が展開するファクトリーブランドだ。モットーは「肌に合う」こと。素材の特性を知り尽くしているからこそできる、大胆な立体的パターンや変形デザインが得意で、着ると意外なほどさりげなく理想の見え方に。男女を問わず似合うユニセックス多数。最近はジャージー素材のコートなどもラインナップ。
Photo: Satoshi Yamaguchi Text&Edit: GINZA