大好きなアーティストや作品をモチーフにしたグッズは使うたびに気分を高めてくれる。マーチラバーたちのお気に入りを聞きました。
愛用マーチ、教えてください!vol.3|近藤啓介、永井ミキジ、津田雅世
近藤啓介(映画監督)
阪神タイガースのキャップ
タカアンドトシの携帯灰皿
影響を受けたものを身につけて
自分らしさを再確認する
僕の愛用するマーチは、昔から親しんできた人やものにまつわるアイテムばかり。タカアンドトシさんは小学生の頃から好きで、お笑い番組を観ながらいつもかっこいいなと思っていました。雑貨屋で偶然見つけたこの携帯灰皿を、今では肌身離さず持ち歩いています。また、阪神タイガースのキャップには“関西人の心意気”が詰まっていると思います。これを被っているだけで関西出身という印象を与えられるなんて、虎のマークに込められたパワーの強さをつくづく実感します。
【阪神タイガース】
セントラル・リーグ所属の、80年以上の歴史を持つプロ野球球団。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場に拠点を置く
【タカアンドトシ】
タカとトシによるお笑いコンビ。タカの衣装にプリントされたライオンのキャラクターがトレードマーク。
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近藤啓介
1993年生まれ。映画制作のほか、テレビ東京のドラマ25『直ちゃんは小学三年生』の監督も担当。
永井ミキジ(グラフィックデザイナー)
The-TrocのTシャツ
友人の思い出話のおかげで
いっそう大切な1枚に
15年ほど前、ヨーロッパ最大のバンド・デシネの祭典「アングレーム国際漫画祭」に参加した友人がお土産としてこのTシャツを買ってきてくれました。店のオリジナル商品で、『フリークブラザーズ』という漫画の作者であるギルバート・シェルトンの描き下ろしだそうです。漫画のキャラたちがお店の前をウロウロする姿が可愛らしく、大切に長く愛用しています。もらった時に聞いた土産話の内容もずっと覚えていて、今でも着るたびに思い出してクスッとしてしまいます。
【The-Troc】
フランス語圏の漫画“バンド・デシネ”の編集者であるフェリッドさんが営むパリのショップ。レコードやアンティーク雑貨、お茶など、独自の審美眼で集められた商品が所狭しと並ぶ。レアなアイテムを求めて訪れるマニアも多い。
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永井ミキジ
グラフィックデザインから商品企画までマルチに手がける。アパレルブランド〈88〉のディレクションも担当。
津田雅世(メイクアップアーティスト)
WAVEのマグカップ、スウェットシャツ
憧れだったあの色が
いつでも手元にある喜び
六本木にWAVEがあった頃、撮影のアイデアを探すためによく通っていました。レコードだけでなくアート作品も豊富で、商品を購入するとグレーのショップバッグに入れてもらえるのがとてもうれしかったのを鮮明に覚えています。一昨年渋谷パルコ内にお店ができた時、アナログな雰囲気を残しつつも時代に合わせた新しいスタイルに再び心を奪われました。当時も今も大好きなグレー色のマグカップは、家でゆったり音楽を楽しむ時間の相棒のような存在になっています。
【WAVE】
1980〜90年代に東京の音楽カルチャーを牽引したレコードショップ。かつて六本木にあった旗艦店は音楽ファンだけでなくファッション業界にも広く愛されていた。2017年に再始動し、2019年には渋谷パルコ内にオープン。
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津田雅世<br />
ロンドンでメイクアップアーティストとして活動後、mod’s hairに所属。雑誌や広告を中心に幅広く活躍する。