並ぶのは、背景やディテールを熱く語りたくなる洋服ばかり。店主との会話はいつでも刺激に満ちている。プレッピー、ミリタリー、ワーク、アウトドア…、掲載した商品はすべて『GINZA』読者におすすめです。
👗FASHION
厳選！メンズショップ14 vol.6｜SANS LIMITE
SANS LIMITE
アメ横の古いビルの2階
ここはシャツの博物館
上野の老舗ミリタリーショップ「中田商店」の向かい。雑居ビルの階段を上ると、平台にラックに壁……至るところにシャツが並んでいる。
襟型だけでも6種類。レギュラーにBD、大開襟、小開襟、ワイドスプレッド、スタンドカラー。生地や形も含めれば、選択肢は膨大だ。だからこそ、〈サンリミット〉のデザイナー兼店主の門田雄介さんにいろいろ聞いてほしい。
「レギュラー襟の白から試してみて。と言いたいところですが、襟が苦手な女性も多いようなので、ノーカラーもぜひ」。〈コム デ ギャルソン シャツ〉出身だけに仕立てもシルエットも完璧だ。
平台には新作が並ぶ。手前はレギュラー襟のオックスフォード生地。その後ろは、今季から仲間入りした襟型のマオカラー。オックスフォード素材なのが新鮮。
シャツのサイズ展開は、XS相当の“-2”からXXL相当の“3”までと幅広い。小気味よくジャストを着ても、ビッグサイズをざっくり羽織るのもいい。いろいろ試着してみてほしい。
冠婚葬祭でよく見かけるドレッシーなウィングカラー ¥24,200。今季からの新しい襟型で、きめ細やかなブロード生地。身幅たっぷりのボックス型。「メンズサイズを選び、タックインして着るのもおすすめ」
こちらも新作のマオカラー ¥24,200。「まずは基本の白からいかがですか?」。洗いざらしのオックスフォード生地で、ほどよくカジュアルな雰囲気もいい。
マオカラーと見分けがつきにくいが、こちらは基本の襟型であるスタンドカラー ¥24,200。ブロード素材のダブルカフス仕様。「襟付きよりも着丈が長いので、ワンピース感覚で」
SANS LIMITE
住所: 東京都台東区上野4-6-10 上野すゞやビル2F
TEL: 03-5826-4791
営業時間: 12:00～20:00
定休日: 水
秋葉原にあるアトリエに籠っていることの多い門田さん。作業の手が空いたときや商品の納品時にふらりとやってきて、接客をしてくれる。
Photo: Naoto Date Text: Koji Toyoda
