〈プラダ〉が世界的なラグジュアリーブランドとして初めて、リサイクル認証ゴールドのみを使用したファインジュエリー・コレクション「エターナル ゴールド」を発表。ファインジュエリーの可能性を広げるサステナブルな取り組みです。
〈プラダ〉の新コレクション「エターナル ゴールド」。常識を覆す美しきファインジュエリー
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〈プラダ〉がブランドを代表する素材であるナイロンを、リサイクル素材のリナイロンへと移行させるプロジェクトを発表したのは2019年のこと。そして2022年、ファインジュエリーの領域から、サステナブルなコレクション「エターナル ゴールド」を誕生させました。
その名のとおり、ゴールドを主体にしたコレクションなのですが、使用する素材はすべてRJC(責任あるジュエリー協議会)が定める基準に適合したリサイクル認証ゴールドのみ。グローバルブランドがコレクションに取り入れたのは、世界初なのだそう。そして、そこに含まれる工業用ゴールドや使用済みの希少原料などは、どこで採取され、どのように使われたものなのかなど、あらゆる工程を追跡することが可能。
ダイヤモンドも同様に、トレーサビリティを実現。従来、ダイヤモンドの原産地のトレースは、0.5カラット以上のストーンのみでしたが、すべてのサイズが対象に。採掘からカット、セッティング、研磨など、原石が宝石となって手元に届くまでのあらゆる工程を追跡することができます。
デビューとなる今季は、3つのデザインが登場。ブランドの代名詞ともいえるトライアングル・モチーフのほか、ハートやスネークなど、時を超えて愛されるシェイプです。デビューコレクションでは、いつまでも変わることのないネオクラシックの基礎となるジュエリーを提案。原型となるものを検証し、スケッチを繰り返しながら作られました。
これらの美しいジュエリーを身につけた3人のパーソナリティによるキャンペーンフォトには、「エターナル ゴールド」が表現する強さや情熱などがありありと映し出されています。
ファインジュエリーとリサイクル素材。両者の融合は、ファッション業界における大きな挑戦です。「エターナル ゴールド」の誕生は、今後のファインジュエリーの表現の可能性を広げる第一歩といえるでしょう。
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Text: Ayako Tada