服はその人の人生を表す鏡。破れてもカビが生えても(!)手放せないモノって、ありますよね?思い出がつまったアイテムを一生愛する。GINZA12月号掲載「ボロボロになっても着たいものがある」シリーズ番外編として、自由すぎる私服スナップでお馴染みのオシャレ番長、編アシKOのストーリーをお届けします。
私のおしゃれ魂はここから始まった!コンバースとマーチン「ボロボロになっても着たいものがある」番外編:編アシKO

「今でこそファッションが大好きですが、小学生の頃は、テレビや本、ゲームが好きなインドア派でした。おしゃれに興味を持ったのは中学1年生の時。メキシコとのハーフの男の子と友達になり、彼のセンスに憧れたのがきっかけです。いつも、どこで見つけたの?と尋ねたくなるような、大きすぎるXXXLのTシャツ、穴だらけでボロボロのパーカー、そしてピンクのコンバースを履いていて唯一無二の雰囲気を放っていて。当時も今も、彼の自由なファッションがすごく好きで。周りの友人には、ピンクのコンバース=私ってイメージが定着されてるみたいだけど、実はその大好きな男友達の真似っこなんです!(笑)。 かれこれずっと履いてるお気に入りの一足です」
「で、少しおしゃれが身についてきた頃、自分らしいスタイルを作りたくて、コンバースじゃなくてマーチンに履き替えました。その時、UKロックが大好きだったんです。こちらはシューレースを細いのにしたり、ビーズを通してみたりカスタマイズした1足。何年も履いてなかったのですが、最近はワンピースとかロング丈のスカートに合わせて、外しアイテムとして取り入れてます。マーチンってボロボロに履き込んでる方が絶対かっこいいと思う。新品はマーチンって呼べません!(笑) 」
Photo: Kanna Takahashi