こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
セレクトショップPR・井上直哉&ニットデザイン企画・井上希代香のクローゼット
二人の好きな服が同居した充実のシェアクローゼット
井上直哉
セレクトショップ PR
井上希代香
ニットデザイン企画
3フロアの居住空間をステップでつなぐ吹き抜けのメゾネット。コンクリート打ちっぱなしの壁で明るい日差しが両面から差し込む心地よいモダンリビングに、井上さん夫婦は一目惚れ。購入の決め手のひとつがクローゼットにあるという。
「寝室の壁際にある大きな棚は、引っ越し前から据え付けのもの。アウターやトップなど着丈に合わせた3種類のポールがあり、パンツがつるせるラックも備わっているのが魅力ですね。それでもまだ収納しきれないので、キャスター付きのラックにコート類をまとめています」(直哉さん)
「〈メゾン マルジェラ〉や〈ドリス ヴァン ノッテン〉など共通して好きなブランドが多いので、ジャケットやシャツは勝手に拝借することも。コーディネートの幅が2倍になった感覚です。以前は手狭な部屋だったので服同士がぎゅうぎゅうだったのですが、今はスペースも増えて、一着ずつ視界に入るようになりました。住む環境によってファッションへの捉え方や、気持ちの余裕って変わるんだなって」(希代香さん)
新たに服や小物を迎え入れる基準にも変化が。
「誕生日プレゼントに、穴の位置を気にしない〈シャルべ〉のメッシュベルトを贈りました。ジュエリーやマフラーなどお互い使えるものを無意識に選ぶようになりましたね」(直哉さん)
Photo_Yuri Manabe Text_Minori Okajima