こだわりや個性、ファッションの傾向がわかるのがワードローブ。丁寧にメンテナンスされてファッションアイテムが待機している。そんな服への愛情たっぷりな人たちの、クローゼットを取材しました!
エディター・武者結花子のクローゼット
日替わりおしゃれを支える完璧システムのストレージ
武者結花子
エディター
「新しい才能を買いたい」とクセのある服にチャレンジしてきた武者結花子さん。「ないものはない」というほどとりそろえたワードローブ。夫妻で構想2年をかけ設計した家の1部屋をウォークインクローゼットとして収めた。服の日焼けを避けたいので窓はなし。高さを変えられる棚板とハンガーラックを3面に渡して、24時間換気。壮観!
「毎日何を着ていくか、私は色から発想することが多いので、基本的にカラーで分類。ピンクの気分と思ったら、ピンクが集まったところに行けば、持てる選択肢のすべてを候補にできます」
建築士の方には真ん中にもラックを並べたらもっとたくさん収納できると提案されたけれど、センターは絶対に広く開けておくと決めていた。
「ああでもない、こうでもない、と床に候補を並べて迷いたいもので。同じコーディネートを繰り返したくないんです。それぞれのアイテムに新しい出合いを探してあげたいから。休日に時間があれば10ルックほど作ってスマホでスナップ、『スタイリング』というフォルダに保存しています」
そんな武者さんのアンテナは、子ども服も守備範囲としている。その理由がまたイカしてる。
「大人向けは、世間体や品のよさを気にしがちだけど、キッズでは、ひたすらワクワクを追求したデザインが見つかる。すごくハッピーなんです」
Photo_TAKUMA Text_GINZA