東京を拠点に活動する4ブランドの服を友人たちが身にまとう。デザイナーに紹介してもらった被写体を迎え、撮影を敢行。思い入れのある一着をセルフスタイリングしてもらいました。#東京ブランドとクリエイター仲間
👗FASHION
デザイナー井上希代香が語る、東京ブランド〈KAKAN〉
ドラマティックでアートピースのよう、でも日常になじむ
〈KAKANKAKAN〉
meets
デザイナー井上希代香

from Designer
「ニットは粘土にも似た柔軟な素材。いつも水彩でデザイン画を描いているのですが、色のにじみを最も魅力的に表現できたのがニットだったんです。手紡ぎの糸で編んだニットドレスは、想像以上に伸縮性があり、着る人の身体に沿い、逆に床に置くと小さく縮むその変化が面白い。生き物のようなドレスが井上さんの凛とした佇まいに溶け込んでいるのが印象的です。ニットをモードに昇華させ、色気のあるものづくりを目指しています」
from Friends
「同じデザイナーとして、日々ニットを扱っているのですが、糸の太さやゲージ、編み方など、いろんな可能性を秘めた素材ですよね。それをとことん探求する〈KAKAN〉を心から尊敬しています。このドレスはドラマティックでアートピースのような存在なのに、どんなアイテムにもなじむのが驚きでした。今日はあえてプリントデニムとレイヤードして、日常に溶け込むスタイリングに。朱赤のシューズを合わせたのもこだわりです」
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工藤花観
くどう・かかん>> 1998年、東京都生まれ。18歳で渡英し、セントラル・セント・マーチンズで学んだ後、2022年にイタリアのイスティチュート・マランゴーニを卒業。24-25年秋冬より〈KAKAN〉を開始。
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Photo_Mayumi Hosokura Text&Edit_Sakiko Fukuhara Cooperation_TOKIZAKI R
